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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第447話】
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。 じゃあ箒、俺達二人だけで食べ――」
「う、うむ! 私に異論は無いぞ!」
「へ、返答早いな、箒? ……じゃあ、学園の寮の食堂で食べるか! このまま帰って寮の食堂なら、後はゆっくり出来るし」
篠ノ之の思惑通りに事が運ばないのが一夏だ、篠ノ之の表情を見る限りこのままだと不味いと思ったらしく――。
「そ、外がいい! り、寮の食堂なら何時でも食べられる!」
「そうだよなぁ……」
篠ノ之の言葉に、頷きつつ一夏は小さく唸る、一方の篠ノ之も次に行く店の思案でもしてるのか、真剣に悩んでいた。
まあ多分だが、雑誌の情報でも思い出してるのだろう――とりあえず、既に篠ノ之の視界の中には俺達三人は既に居ないものだと思われてるらしい。
いつまでも思案している二人を眺めても仕方がないので、俺は一夏に一声掛けてからその場を離れる事に決めた。
「じゃあ一夏、篠ノ之。 俺達はこのまま行くからな」
「お、おぅ。 じゃあまた後でな、ヒルト」
一夏のその声を聞くや、俺は美冬と未来の背中を軽く押す。
ビックリした表情を見せた二人を他所に、俺は足早に二人を連れてその場を離れていった。
少し歩いて駅前広場の噴水前、既に一夏達の姿は見えず、俺達もとりあえずその場で立ち止まると――。
「さて、俺達は食事何処で摂る?」
そう聞くや、美冬は驚いた表情で俺を見やるや口を開く。
「え? お父さんから連絡あったんじゃ――」
「あ、あれは嘘だ。 あの場から離れる為のな。 ……じゃなきゃ、五人で食事だーって一夏がずっと言ってるしな、これが」
そう美冬に言ってると、未来が俺の顔を覗きながら――。
「へぇ? ……ヒルトが嘘をつくって、珍しいよね」
まるで意外な一面を見たと謂わんばかりの表情の未来、確かに嘘は基本的につかないから未来からすれば珍しがるのは当たり前なのかもしれない。
「お兄ちゃん、『隠し事』はするけどあまり嘘つかないからわからなかったよ。 ……じぃー」
隠し事の部分を強調し、じっと此方を見てくる美冬に慌てて咳払いしながら俺は二人に聞いた。
「こほんこほんっ。 んじゃ、何処で食事でも摂ろうか? 何か食べたいものとかあるか、二人とも?」
「あ、誤魔化した。 ……でもお腹空いたし、後で追及すればいいかな」
美冬のそんなツッコミが飛ぶも、空腹には勝てずにとりあえずの誤魔化しは成功した。
「んー、じゃあ久しぶりに笹川くんのお店に行く?」
「成樹の? でも軽食ぐらいしか今は出せなかったはずだが――」
未来の口から出た成樹の喫茶店、基本的に紅茶やらコーヒーを楽しむぐら
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