暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0756話
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ルの中にはグレイスやキノコもいると思うが」
『ええ、それでお願い。ただ、くれぐれもシャトルを傷つけないように注意してちょうだい。ランカちゃんの件もだけど、今回のテロ活動やアルカトラズ襲撃、その際に起きた殺人といった件でもレオンには話を聞きたいから』

 既にキノコと言っても言い返さなくなったのは、やはり婚約を解消したからだろうか?
 そんな風に思いつつ、小さく頷き……

『敵機発見しました! 新統合軍の機体は20機程、敵機は……20機程まで減っています!』
「へぇ」

 ルカからの報告に思わず感心の声を上げる。当初は40機程の戦力が向こうにあると言っていたのだから、新統合軍だけで半数を撃破した計算になる。……その分、新統合軍の方でも相応の被害が出ているのだろうが。
 特にデストロイドは機動力に関して言えばVFに圧倒的に劣るが、その分火力はでかい。単純に固定砲座として使うと考えればそれなりに厄介ではある。

「ルカ、VF-171の方は何機残っている?」
『えっと……5機ですね。新統合軍の方で半数は片付けてくれたようです』

 となると、残っている敵機はVF-27が1機、VF-171が5機、デストロイドが14機といったところか。

『デストロイドが減ったのは嬉しいな。……スカル4、お前はアルカトラズの時に言ったようにVF-27を頼む』
「了解した。何を企んでいるのかは分からないが、ここで仕留めてしまえば後顧の憂いを絶つ事は出来るだろう」
『よし。……全機、攻撃開始!』

 その言葉と共に、スカル小隊、ピクシー小隊が攻撃を開始する。尚、カナリアのVBはどこかに着地しないと攻撃が出来無いという事もあって、宇宙での戦いだというのに結局はマクロス・クォーターの護衛としてここには存在していない。
 とにかくVF-171と戦っている敵へと向けて一斉に射撃を開始する俺達。そんな中を、俺の操るYF-29は真っ直ぐにシャトルの近くで護衛しているVF-27へと向かって突っ込んでいく。
 そのまま放たれる重量子ビームガンポッドの射撃を右に左にとファイターのままスラスターを使いつつ接近していく。そして当然こちらも回避してばかりではない。仕返しとばかりにこちらもまたファイターの機体底面に懸架されているビームガンポッドから重量子ビームを連続して放つ。
 こちらは回避し、向こうは回避……仕切れずに、数発の被弾。
 とは言っても連射性を最優先にしたビームであり、更には向こうもエネルギー転換装甲がある。
 回避仕切れないというのも純粋に俺の腕が勝っているという訳では無く、純粋に向こうがシャトルの護衛を最優先しているからだろう。
 ランカを確保しなければいけない以上、こちらもそれを考えて射撃してはいるのだが、向こうがそれを知る筈も無いしな。

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