マクロスF
0756話
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後、ついでにデータ取りに関しても!」
ルカが大声でそう告げ、自分の機体でもあるRVF-25へと乗っていくが……色々と無茶を言うな。機体を壊さないってのは分かるが、データ取りは……いやまぁ、結局それが最終的にはこの機体の強化に繋がるんだから文句は無いけど。
機体を起動させ、コンディションをチェックしていく。幸いアルカトラズでは暴風の影響もあってミサイルの類は殆ど使わなかったから補給の必要は無いし、他の武器はアサルトナイフ以外は全て非実弾兵器だ。フォールド・ウェーブシステムがあるYF-29としては武器に関しては問題無い。機体の状態に関しても、戻って来てから大まかにしかチェックされていないが表示されているコンディションは全く問題が無いらしい。
『スカル小隊、ピクシー小隊、出撃をお願いします。フロンティア船団を脱出したグレイス・オコナーとレオン・三島を始めとする一行は、中規模のシャトルとVF-27が1機、それとVF-171が10機に、デストロイドが30機程の戦力を有している模様です』
キャサリンからの通信が聞こえて来るが……何だ、その数は。キノコの部下か? いや。勿論それもあるだろうが……
「囚人か」
『だろうな。やはり戦力目的としてアルカトラズの囚人を連れて行ったんだろう。あの男も形振り構っていられないといったところか』
俺の言葉に同意するようにしてオズマが頷く。
『それで、ランカは!?』
慌てたようにそう告げてくるアルト。この辺がランカを心配している2人でも違うところだ。まだまだ青い。いやまぁ、高校生ならしょうがないか。
『落ち着けっ! ランカは奴等の命綱でもある以上、確実にあのシャトルの中にいると思ってもいい。それでキャシー、現在の戦況は?』
『新統合軍が戦いを繰り広げているわ。VF-27による被害が大きいけど、不思議な事に撃墜されて死んだパイロットはそれ程多くないの。……これ、どう思う?』
『……何? 確かにそれは妙だな』
「妙だと言えば、アルトに対して致命的な怪我を負わせなかったっていうのもあるけどな」
オズマとキャサリンの会話に割り込んでそう告げる。
『アクセル、俺は別に……』
「残念だが、VFの操縦技術ならともかく生身のお前がブレラに勝つのは難しいというのは分かるだろ? なのに、怪我らしい怪我と言えば打撲と軽い切り傷くらい。どう考えても向こうが手加減をしたのは間違い無い」
『それは……けど……』
『落ち着け、スカル5。実際に起こった現実を受け入れろ』
『……了解』
オズマの言葉に不承不承頷くアルト。
まぁ、こっちはこれでいいとして……
「で、最優先目標だが、ランカが乗っていると思われるシャトルをこっちで確保するって事でいいんだな? 恐らくシャト
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