第二話 一科生と二科生の溝
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
離れた
深雪ちゃんの最優先は達也なので、仕方なくその後はクラスメイトに付き合ったのだ。俺も付き合わされたが
さらに、午後の専門課程授業見学の時に達也達を含めた俺たちが射撃場ーー遠隔魔法実技室の見学席の最前列を陣取ったのだ。なにせ実技を行っているのは遠隔魔法の天才と言われている七草先輩のクラス、みんなが見よう見ようと思ってる中で最前列をとったのだ。それだけならば普通の高校であればあいつらいいなー、程度で済むだろう。しかしここは二科生制度をとっている魔法科高校。一科生の連中は俺たちを差し置いてなに最前列に座ってやがるあの連中、となるわけで、見事に悪目立ちした
そして、それらの不満が爆発したのが今目の前で起こってるこれだ
授業がすべて終わった後にクラスの連中は当然深雪ちゃんと一緒に帰りたいので誘おうとする
そんなことは百も承知なので早めに教室を出たのだが達也達ど合流したと同時に追いつかれてしまった
そして達也に一科生が難癖をつけたのだ
そして、ここに居たのは昼の時と同じメンバー。とうぜんエリカ達も黙っているわけではなかった
まあ以外だったのは
「柴田さんまであんな性格とはな」
「はい、エリカあたりは予想していたのですが...」
というのも今一科生に反論しているのが柴田さんなのだ
俺はそういうのがめんどうくさい、というか早く帰りたかったので適当にぼんやりしていたら
「だったら教えてやる!」
俺の脳内で警鐘が鳴った
顔を上げてみると一科生の一人がレオに向かって銃タイプの特化型CADを向け魔法を発動しようとしていた
「お兄様!」
達也はその方向に右手のひらを向け、俺は右手で銃の形を作り向けた
勿論レオも怯えて動かないなんてことはなく、防衛のためにCADを奪おうとしていた
だがその間に乱入者が入り、CADは叩き落とされた
エリカだ
「この距離なら身体動かした方が速いのよね」
どうやら自信が持っていた警棒を使い弾いたようだな
だが、それが皮切りとなりもう一人も魔法を発動しようとしていた
それを直感で感じた俺は反射的に確認もせずにその方向に右手を向けた
イメージとしては引き金を引く
(シュート)
そして、その魔法が発動されかかった瞬間、それはキャンセルされた
「やめなさい!自衛行為以外での魔法での対人行為は校則違反の前に犯罪行為です!」
別の方向からこちらに手を向けて歩いてくる七草先輩の姿ともう一人が見えた
その手のあたりには想子の残り香が感じられる
「1-Aと1-Eの生徒ね。事情を聞きます。ついて来なさい」
そしてもう一人の人が前に出て来てそういった。思い出した、風紀委員長
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ