第二話 一科生と二科生の溝
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では有名な人でもある
っと、深雪ちゃんが引いてるから達也が八雲さんの頭の上に手刀を振り落としたな
でもそれは防がれてそのまま一対一の戦いになっていた
そういえば俺が八雲さんから師範扱いされている理由とか話してなかったか
それは俺が神凪流の正当後継者であることに起因する
すべての武術はここから派生されているのだから八雲さんが伝えている体術も元は先生が教えてたモノだ
といってもだいぶ変わっているがな
それで、八雲さんが達也に桜花っぽいものを教えていたときに、それはこうだって本当の桜花を見せたら驚かれて、それから俺が八雲さんが伝えてきた武術と俺が見ていたものを比較して直せる物は直そうってしてたらこう呼ばれるようになっただけだ
お、決着が付いたか。達也が見事に負けたな。まあ相手の土俵では勝てなかったか
「お疲れ様達也。大丈夫か?」
「ああ。すまない」
俺は座ったままの達也に手を出すと、それをつかみ立ち上がった
「土払おうか?」
「いや....頼む」
俺は頷くと右手を達也にかざした
すると達也に付いていた土がきれいさっぱり無くなっていた
その後深雪ちゃんが作ってきた朝ご飯を食べて、学校に向かった
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「はあ....」
「お兄様....」
「謝ったりするなよ深雪。一毛一輪たりともお前のせいじゃないんだから」
「はい...しかし止めますか?」
「いや、逆効果でしかないよな」
「ああ。それにしても...」
「エリカはともかく美月まであんな性格とは...驚きました」
「...同感だ」
俺たちは三人揃ってため息をはいた
一歩引いたところから眺める三人の目に映っている光景は二手に分かれてにらみ合っている新入生の一団、その片方には顔見知りが居た
事の発端は昼休みのことだ。俺と深雪ちゃんは食堂にいる達也達と合流し、昼ご飯を食べようと思っていたのだが、クラスをでた瞬間クラスの連中(8割くらい男子だが)が付いてきてしまったのだ
まあ気にしなければあいつらもあきらめるだろうと思っていた俺がばかだった
食堂に着きみんなを見つけそこに座ろうとしたのだがあいにくとあいていた席はひとつだけ
当然俺は深雪ちゃんに席を譲った。みんなで食べる機会はこれからもあるから別に固執する必要は無いと感じていたからだ
だが、着いてきていたクラスメイトがいきなり二科生なのだから席を譲れと言い出したのだ
どうやらそこでエリカととレオ(達也のクラスメイトの男子、西城レオンハルトだ)の堪忍袋の緒が切れそうになっていたので、仕方なく飯を食べ終わっていた達也が席を
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