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Angel Beats! the after story
それぞれのクリスマス音無×かなでの場合
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かなでに聞いてやる!」

そう言ってお義父さんは玄関を開けるとそこには我らが天使かなでがいた。

「お父さん。話は聞こえてたよ」



「クソーーー!!!!お父さんはお父さんは今世紀最大に悲しいぞ!!かなでーー!!!!」

かなでが出てきて1分もしないうちにお義父さんは地面を叩きながら絶叫していた。

即答で『音無さんと過ごします』と言われた時のお義父さんは知っているお義父さんではなかった。

「お義父さん。こういう時もあります」

背中をポンポンすると

「クリスマスは………クリスマスは!!イエスキリストの生誕を祝う日だ!!そんな神聖な日に貴様は天使を誘うなどと恥ずかしくないのか!!」

いやいや、そんな神聖な日にサンタコスプレしてる人には言われたくないがな。

「イエスキリスト?ハッ!笑わせないでください!かなでの方がよっぽど神聖ですよ!!」

「クッ…………。完敗だ……。風邪だけは引かないようにしろよかなで」

軍人なだけあって潔いな。こういうところだけは見習いたいと思うよ。

「ありがと。お父さん」

その時、お義父さんの目からは一粒の輝きを放つ涙がこぼれ落ちた。






「音無さん。これからどこに行くんですか?」

「ん〜秘密だ」

「むぅ〜。ケチ」

ほっぺを少し膨らませるかなでを見て、可愛すぎて教えてしまいそうになったが我慢して目的地まで歩いた。
歩いて数10分歩いたところに目的地があるが目的地に近づくにつれてカップルらしき男女が増えてきた。

「よし。着いたよかなで」

わぁ〜と感嘆の声を漏らすかなでの視線と同じ方向を向くとそこには色彩豊かなイルミネーションが数多く展示してあった。
「綺麗……」

「そうだな」

「「まるで……」」

「「宝箱の中身をばら撒いたみたい(だな)」」

同じ比喩に俺とかなでは顔をあわせながら小さく笑った。

「音無さんこのイルミネーションのこと知ってたんですか?」

「ま、まぁな。ネットで調べてちょちょいのちょいだ」

実際は日向に教えてもらったんだけどな。
かなでを誘った後。日向に当日のプランのアドバイスを貰おうとしたら『どうせお前のことだから何もデートスポット見つけてないだろ?』と言われ、去年日向とユイが行ったという場所を教えてもらったのがこのイルミネーションだ。

「はぐれるといけないから手貸してくれるか?」

「えっ!?えと……その、じゃあお願いします」

差し出された手を自分の手で握る。かなでもそれに答えるかのように握り返してくれた。
かなでの手は冬にも関わらず温かく柔らかかった。

アーチ状のイルミネーションのトンネルを歩いていると周りのイルミネーショ
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