暁 〜小説投稿サイト〜
中二病が書いた物語
#3 戦いが始ま…… …らない!
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廊下を歩いていくと、何人かの生徒が外に出ていた。
多分、俺たちと同じ考えなのだろう。
流石エリート校、ミーティングなんかしちゃって。
俺たちも、会話に加わった。

話をきくと、どのクラスでも同じようにモニターで映像が流れたらしい。
テレビ電話のように会話できたということは、クローンでもいるのだろう。
また、先にモンスターを見に行った2組の約10人の生徒が殺されていたらしい。
モンスターは、狼によく似ていて、高さは3mぐらいだと言う。

ミーティングの結果、まず武器の錬成をすることとなった。
山田君は、一応経験者だと言うことで教師?として呼ばれた。
山田君も教室に居づらかったようで、すぐに来た。
もちろん槍を持って。


5分くらい経っただろうか。
ほとんどの人が武器を作れるようになった。
しかし、本当にこんなので大丈夫だろうか。
ちなみに、俺はどんな武器にするか迷い、錬成できなかった。
この5分間、モンスターが襲ってこなくて本当によかった。

「一階には一年生がいるので、急いで行こう」
と言うリーダー(うちのクラスの委員長)の発言により異獣討伐隊(笑)出陣。
いや、俺武器使えないんすけど。


モンスターは、ホールに居た。
ホールは全校生徒、約900人が入るくらい広く、天井が三階まで突き抜けている。
そのため、2階からでもよく見えた。
でかいな〜。
逃げたいな〜。

「行くぞ!」

リーダーが叫びながら突進、それに連れて他の奴らも突っ込んで行った。
残ったのは俺と、山田君だけだった。
山田君は、人を二人殺しているのに、なかなか元気だった。

「ぎゃあぁぁ!」

突っ込んで行った奴らは、モンスターに触れることなく死んでいった。
もう目の前で人が死んでも、特に思わなくなっていた。

山田君と俺は2階にいるので、気づかれてないようだ。
山田君は、手に持っている槍を思いっきりモンスターめがけて投げた。
山田君も、身体能力の高い方で、次期オリンピック候補者だ。
槍はモンスターの背中に刺さった。
攻撃を与えられなかった彼らの死は意味があったのだろうか。

モンスターがこちらに気づき、階段を登ろうとした。
だが、重すぎたのだろう。
階段は僕らのいる足場ごと、崩れて行った。
逃げ道がなくなった。

「はじめ君、武器を錬成して!」

「出来ないよ」
「どんな武器か想像出来ないよ。」

「日本刀だよ」

「日本刀!?」

「君はいつも日本刀を…
グアアァァォゥ!!

モンスターの叫び声で聞こえなかった。

「なんだって?」

「なんでもない!」

取り敢えず、言われた通りに日本刀を想像するか。
おぉ!簡単にできた。
よし!頑張るか
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