アインクラッド編〜頂に立つ存在〜
第二話 ソロからパーティーへ
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きゃ、サポートしてくれる職人クラスの連中に申し訳が立たないもんな・・・」
そして、キリトが真面目な顔になり何かを言いかけるより早く、ルナが微笑みながら言った。
「キリト君って結構女たらし?」
「・・・・・はぁっ!!」
いきなりの爆弾発言にキリトが驚いて声を荒げた。そして、いち早くキリトがその言葉に反論した。
「ち、ちょっと待て。なんでいきなりそんな結論になったんだ!」
「ん〜、なんとなく、かな?」
首をかしげながら疑問形で返すルナ。それを見てキリトは焦りだす。そして、なおもその意見を覆すため、隣に座っていたソレイユに弁護を頼みこんだ。
「そ、そうだ。ソレイユからも何か言ってくれよ」
「いきなりこっちにふってきたな、おい。・・・あながち間違ってねぇんじゃねぇの?」
見方だと思っていたソレイユの言葉を聞きさらに焦るキリト。目の前にいるアスナのほうに視線を向けると訝しげな表情でキリトをにらんでいた。
「キリト君・・・」
「いや、待て、誤解だ。誤解なんだって」
その様子をよそに、ソレイユとルナは小声で話していた。
「女たらしの前に天然って言葉が入るな」
「そうだね。それにしても・・・」
「ああ・・・」
「「なんか恋人同士だな、あの二人」」
ソレイユとルナが同じ方向に視線を向けるとキリトがアスナに必死に弁解しているが、アスナはそれを全く聞き入れていない。そのやり取りは恋人そのものだといっていいだろう。
「まあ、本人たちはまだのようだし、静かに見守ろう?」
「そうだな。・・・くっついた時には盛大にからかってやるか」
「程々にしないとだめだよ?」
「大丈夫だ、問題ない」
そう言って、キリトとアスナの様子を静観する二人。その後二人が落ち着いたのは数分後だった。
◆
「「「「・・・・・・」」」」
誰もしゃべろうとせず、気まずい沈黙が支配している。そして、その沈黙に耐えられなくなったのか、もしくは雰囲気を変えるためかアスナがソレイユとキリトに聞いた。
「そ、そういえば君たちはギルドに入る気はないの?」
「え・・・」
「・・・・」
「ベータ出身者が集団に馴染まないのはわかってる。でもね、七十層を超えたあたりから、モンスターのアルゴリズムにイレギュラー性が増してきてるような気がするんだ」
「そうだね、パーティーを組んでいてもあぶない時が何度かあったもんね」
真剣に話すアスナとルナ。キリトとソレイユも思い当たる節があるのか黙ったままである。
「ソロだと、想定外の事態に対処できないことがあるわ。いつでも緊急脱出できるわけじゃないのよ。パーティーを組んでいれば安全性がずいぶん違う」
「安
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