第2章 秘められた能力編
模擬戦(前半)
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突進してくる夜崎ミサイルの射線から身をそらしながら逃げる……なぜなら直線で逃げれば………こいつは100メートル6秒とかという短距離走が化け物レベルだから追いつかれるのだ………
「逃げるなぁ……勝負しろー!!」
くそっ……しつこいなぁ……相変わらず…!!
「兄者…誰でござるか?」
風魔は知らないのか俺に聞いてきた
「そうか…風魔は知らないのか?」
風魔は素直にこくりと頷いた……
「あいつは…俺のクラスメイトだ…なぜか俺に敵対心を抱いてる奴だ」
「兄者に敵対心をでござるか?」
「そうだ……理由は知らんが……とにかくめんどい奴だ……」
俺は風魔を連れながら夜崎ミサイルを避け続ける……
すると……夜崎が何かを閃いたのか……立ち止まった……
俺はとてつもない嫌な予感がした……
「風魔……すぐに逃げるぞ……」
「兄者?…どうしたでござるか?」
俺は風魔の手を強引に掴んで抱き寄せて風魔を抱えて全力で走ったが…
あちらも……気付いていたのか……先回りされた……そして……俺に言った…
「九条 裕也!!!私夜崎 雫は決闘を申し込む!!!」
……は?……決闘?
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