マクロスF
0755話
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も、それを判断した者――大統領か、あるいは政府上層部か――はその辺を理解しての行動なのだろうが。
そんな風に考えていると、ぼやくような形でミハエルが呟く声が聞こえて来る。
『そう言えば、結局アルトの奴はこっちに姿を見せなかったけど……どうなってるんだろうな? オズマ隊長、その辺の事を何か知ってますか?』
『いや、全く連絡が無い。こっちから連絡をした時はすぐに来ると言っていたが……確かにこの状況で連絡が無いというのは色々と不安だな。あいつはそう簡単に任務を投げ出すような奴じゃないし』
『アルト先輩……どうしたんでしょう? もしかして、テロに巻き込まれて』
心配そうなルカの声だが、確かにその可能性はある。キノコを救出する為……即ち、このアルカトラズを襲撃する為に色々と騒ぎを起こしている連中だ。それを考えれば……
いや、だが以前ならともかく今のアルトがそう簡単にテロでどうにかなるとは思えない。S.M.Sへと入隊してから、オズマを始めとして色々な奴に鍛えられているしな。それにテロが終わった後でオズマ自身が連絡を取っているのだから。
ちなみに、俺も若干だが戦闘訓練を付けた。
オズマ曰く『圧倒的な敵に出会った時にそれでも心を折られずに立ち向かう気持ちを持つ為』との事らしい。
……まぁ、結局色々と絶望的な顔をしたアルトが強く印象に残っているが。
皆でこうしてアルトの心配をしながら、引き継ぐ者達が来るのを待ち続け……それが終わってS.M.Sへと戻った俺達は、アルトとランカがブレラ・スターンによって襲撃され、ランカが連れ去られたと聞かされる事になる。
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