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転生とらぶる
マクロスF
0755話
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言えばコックピット辺りを貫いても良かったのだが、一応捕虜から何らかの情報を聞けるかもしれないしな。
 VF-27の機体データとか技術も欲しいと言えば欲しいが……ただ、YF-29が完成している以上、無理をする必要は無い。
 あぁ、でも重量子ビームを撃てるガンポッドは確保出来るならしておいてVF-25に使わせるというのはありかもしれない。
 そんな風に思いつつ、今は確保しておくような時間は無いので、海面に墜落していく機体を見送りながら周囲へと視線を向ける。
 だが……

「さすが、と言うべきだろうな」
『そうか? アクセルのお褒めに与るとは恐悦至極って奴だな』

 俺の呟きに対して、ミハエルからの通信が返ってくる。
 そう、既に残り3機のVF-27はオズマを始めとしたスカル小隊や、クランを始めとしたピクシー小隊が無力化に成功しつつあった。
 この嵐の中だというのにミハエルのスナイパーライフルで動きを牽制され、ルカのガンポッドで撃破されている。クラン率いるピクシー小隊も1機を撃墜し、残る1機のVF-27もたったいまオズマが撃破した。
 ……この辺、さすがにオズマと言うべきだろうな。1機でVF-25よりも性能が上のVF-27を撃破したのだから。

『よし、これで1番厄介な奴等は片付いた。……ただ、油断するなよ。アンタレス1がまだ見つかっていない。どこかに潜んでいる可能性もある』

 オズマの声にそれぞれが返事をしながら、アルカトラズへと向かうのだが……

「妙だな」

 刑務所を見下ろし、思わず呟く。
 俺と同じような感想を持っているのだろう。オズマを始めとして他のパイロットも訝しげな表情を浮かべている。
 そう、既に俺達はアルカトラズ刑務所の真上に来ている。なのに、建物から全く何の反応も無いのだ。
 様子を窺う者の姿も見えないし、当然迎撃態勢を整えている様子も見えない。
 これは一体どうなっている?

「オズマ、地上に降りて様子を見た方が良くないか?」
『……そうだな、頼りのVF-27がやられたというのに、ここまで何の反応も無いというのは明らかにおかしい。アクセル、頼めるか?』
「了解した。一応上からの援護を頼む。それと囚人やら何やらがYF-29に手を出さないように見張りもな」
『任せろ』

 オズマが俺に頼んできたのは、当然俺の正体を知っているからだろう。物理攻撃が無意味という特性がある以上、囚人達が何をしようとも俺に対して危害を加えることは出来ないのだから。
 そんな風に考えながら地上へと降下し、刑務所の広い場所へと着地するYF-29。EX-ギアを着たままコックピットから降りるが……やはり誰かが近付いてくる様子は無い。いや、それどころか人の気配の類も存在していない。これはもしかして……
 念の為
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