暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第八話 アクセルSIDE5
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、ライドアーマーの肩口から腰にかけて。
頑強なはずのアーマーはナマスの如く刻まれ爆炎を上げた。

ルナ「終わった…わけないか」

ゼロ「だろうな」

彼女が1人ごちるが、ゼロも同感だったらしく同意してくれた。

ガンガルン「勝負はここからだよー!!」

ルナ「速い!!?」

ガンガルン「いち、にい、さーんっ!!」

ルナ「がはっ!!」

右、左、最後はアッパー。
腹部を激しい痛みが襲い、顎を打ち抜かれて電子頭脳が揺れる。

ゼロ「ルナ!!」

ルナ「だ、大丈夫大丈夫…おいガキ。この程度で俺様を倒せると思ってんのかい。ええ?臆病者」

ガンガルン「な…なんだとぉ…!!」

怒りのあまり、ぶるぶると震える。
当のルナは、口から零れた血を親指で拭った。

ガンガルン「馬鹿にするなぁっ!!」

地を蹴り、加速し、真正面から跳び掛かる。

ルナ「トランスオン!!」

彼女が変身したのはストンコング。

ガンガルン「え!!?」

超硬石の盾でガンガルンの一撃を容易く防いだ。

ルナ「更にトランスオン!!」

次に変身するのはカラスティング。
ビームナイフを握り、ビーム刃をガンガルンに投擲する。

ガンガルン「痛っ!!?こんのお!!」

プライドを傷付けられたガンガルンは仲間のコピーに再び突っ込むがゼロがルナとガンガルンの間に入る。

ゼロ「遊びは終わりだ。」

ルインがハイエナードとの戦いで使ったカウンター技、獄門剣がガンガルンに炸裂した。
獄門剣はカウンター技ゆえ、使う場面は限られて来るが、相手の勢いもプラスして繰り出されるためにその威力は凄まじい。
一撃でカタが着いた。

ガンガルン「うわあああー!!」

ガンガルンは悲鳴と血液を上げ、ドサッと尻餅をついた。
命に関わる程ではないが、戦えるほど浅い傷ではない。
ゼロはセイバーを片手に、ルナも変身を解除してバレットを握り締めて歩み寄る。

ゼロ「借り物の力で強くなって嬉しいか?」

ガンガルン「ひっ…」

尻餅をついたまま後退する。
先程の威勢は何処へやら。
泣き顔となって縮んでいる。

ルナ「(珍しく滅茶苦茶怒ってやがる…)」

普段は感情を露にしないゼロがこんなに怒っているのは珍しい。

ゼロ「そんなもので強くなって、力をひけらかして何が楽しい。お前は…お前達はその程度の戦士だったのか?」

ガンガルン「ひぇぇ…助けて…助けてよぉ!!」

ガンガルンは恐怖に顔をくしゃくしゃにして命乞いした。

ゼロ「お前のようなガキ、殺しても何の意味もない。」

ゼロは吐き捨てるように言う。
どこまでも冷たく、慈悲も欠片もない様子だった。

ルナ「…取り敢えず連行
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