第七話 アクセルSIDE4
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て!!多分本物はあのメカニロイドの上だよ!!」
アクセル「…お願い!!」
メカニロイドの脚部にディフュージョンレーザーを放ち、動きを止める。
ルイン「…はあっ!!」
それを見たルインは分身に斬撃を見舞い、1体の分身を両断した。
メカニロイドの上に移動するとハイエナードが分身を再び生み出す。
3人のタックルを喰らい、アクセルは墜落する寸前まで吹っ飛ばされた。
下はマグマ。
落ちれば即死。
メカニロイドの縁に必死にしがみついた。
目の先には焦点を失い、虚ろな表情のハイエナードがいた。
かつて共に戦った戦士が自分を失って苦しみながら戦っている。
ディフュージョンレーザーを構えると射程範囲内にいるハイエナードにホーミングレーザーが炸裂し、ハイエナードがのけ反る。
そして地上の分身を片付けたルインも加勢した。
アクセル「当たれ!!」
ウィンドブーメランを放ち、ハイエナードの左腕を両断した。
分身がルインに迫る。
ルイン「喰らえ…獄門剣!!」
相手に強烈なカウンターを喰らわせる必殺技を繰り出し、ハイエナードを粉砕した。
次にセイバーからバスターに切り替え、バスターを向ける。
ルイン「スナイプミサイル!!」
動き続ける分身達と本体に向かっていくホーミングミサイル。
ミサイルは直撃するが、致命傷には至らない。
ハイエナードの手から放たれた炎をダッシュで避け、再びアクセルとルインは狙いを定める。
足場がガクン、と動き、突然のことにアクセルとルインはよろけた。
隙の出来た少年に、ガゼルの背から発射されたいくつもの小型ミサイルが、頭上から降ってくる。
ルインはバスターをチャージしてフルチャージショットでミサイルを迎撃するが、分身達のタックルをまともに喰らい吹き飛んだ。
アクセル「危ない!!」
ホバーを使い、何とかルインと一緒にメカニロイドの上まで戻る。
ルイン「ありがとうアクセル」
アクセル「うん。一気に決めるよ!!」
ルイン「OK!!」
フルチャージショットを放つ。
巨大な砲撃はダメージを受けた分身を破壊し、ハイエナードに致命的なダメージを与える。
アクセル「さよなら…」
バレットのエネルギー弾がハイエナードの胸を貫いた。
ハイエナードは間もなく一際大きく叫び爆発した。
主を失ったガゼル型メカニロイドは機能を停止した。
アクセル「ハイエナード…」
胸が痛みを抱き締める。
友を殺した。
バレットを握り締める手が震える。
戦いが熾烈になるに連れて、自分はこの痛みを背負っていく。
アクセルはそう思った。
それでも。
アクセル「僕は戦い続ける。貫いてみせるよ。僕の心を」
ルイン「…それじゃあ帰ろうかアクセル?
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