暁 〜小説投稿サイト〜
ロックマンX〜5つの希望〜
第七話 アクセルSIDE4
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
て!!多分本物はあのメカニロイドの上だよ!!」

アクセル「…お願い!!」

メカニロイドの脚部にディフュージョンレーザーを放ち、動きを止める。

ルイン「…はあっ!!」

それを見たルインは分身に斬撃を見舞い、1体の分身を両断した。
メカニロイドの上に移動するとハイエナードが分身を再び生み出す。
3人のタックルを喰らい、アクセルは墜落する寸前まで吹っ飛ばされた。
下はマグマ。
落ちれば即死。
メカニロイドの縁に必死にしがみついた。
目の先には焦点を失い、虚ろな表情のハイエナードがいた。
かつて共に戦った戦士が自分を失って苦しみながら戦っている。
ディフュージョンレーザーを構えると射程範囲内にいるハイエナードにホーミングレーザーが炸裂し、ハイエナードがのけ反る。
そして地上の分身を片付けたルインも加勢した。

アクセル「当たれ!!」

ウィンドブーメランを放ち、ハイエナードの左腕を両断した。
分身がルインに迫る。

ルイン「喰らえ…獄門剣!!」

相手に強烈なカウンターを喰らわせる必殺技を繰り出し、ハイエナードを粉砕した。
次にセイバーからバスターに切り替え、バスターを向ける。

ルイン「スナイプミサイル!!」

動き続ける分身達と本体に向かっていくホーミングミサイル。
ミサイルは直撃するが、致命傷には至らない。
ハイエナードの手から放たれた炎をダッシュで避け、再びアクセルとルインは狙いを定める。
足場がガクン、と動き、突然のことにアクセルとルインはよろけた。
隙の出来た少年に、ガゼルの背から発射されたいくつもの小型ミサイルが、頭上から降ってくる。
ルインはバスターをチャージしてフルチャージショットでミサイルを迎撃するが、分身達のタックルをまともに喰らい吹き飛んだ。

アクセル「危ない!!」

ホバーを使い、何とかルインと一緒にメカニロイドの上まで戻る。

ルイン「ありがとうアクセル」

アクセル「うん。一気に決めるよ!!」

ルイン「OK!!」

フルチャージショットを放つ。
巨大な砲撃はダメージを受けた分身を破壊し、ハイエナードに致命的なダメージを与える。

アクセル「さよなら…」

バレットのエネルギー弾がハイエナードの胸を貫いた。
ハイエナードは間もなく一際大きく叫び爆発した。
主を失ったガゼル型メカニロイドは機能を停止した。

アクセル「ハイエナード…」

胸が痛みを抱き締める。
友を殺した。
バレットを握り締める手が震える。
戦いが熾烈になるに連れて、自分はこの痛みを背負っていく。
アクセルはそう思った。
それでも。

アクセル「僕は戦い続ける。貫いてみせるよ。僕の心を」

ルイン「…それじゃあ帰ろうかアクセル?
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ