第七話 アクセルSIDE4
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が黙る番であった。
2人が現実空間で一緒にいれば争いになっただろうか?
エックスとアクセルの視線は互いに厳しい。
アクセルには世界の“悪”に例えられたことが酷く耐えられなかった。
しかし数多くの戦いを制したエックスにはアクセルの視線など大したものではない。
アクセルから視線を外し、アイリスの姿を見つけると口を開く。
エックス『アイリス、レスキュー部隊の増援を頼む。これ以上被害を広げないためにも』
それだけ言うとエックスは通信を切った。
ルナ「あ〜らら…エックスが怒っちまったなあ…アクセル?不満か?」
アクセル「だってシグマと同じなんて…」
ゼロ「お前の考えを極端に言えばの話だろう」
アイリス「アクセル、エックスは戦いが嫌いなの。力が必要だと認めていても、それが絶望にも希望にもなることを誰よりも知っているから…シグマの暴走を目の前で見たから尚更……あなたを認められないなんて言ってるわけじゃないわ。」
アクセル「…分かったよ。」
不承不承、頷くアクセルにアイリスは微笑むとクッキーを差し出す。
アクセルはドライブルーベリーとドライクランベリーが入ったクッキーをかじる。
焼きたてのクッキーの甘さにアクセルの機嫌も浮上する。
ゼロ「(ガキだな…)」
単純なアクセルにゼロはクッキーを口に運びながら、呆れたように心中で呟いた…。
アクセル「あ、そうそう、話の続き…」
唐突に話題を変えた。
アクセルが逃げ出した理由を4人に話す。
アクセル「僕の仲間、レッドアラートには、腕利きのレプリロイドばかり揃っていたんだ」
ゼロは彼らについては、エイリアとアイリスから少し聞いていた程度で詳しくは知らないので、そのまま口にする。
ゼロ「…レッドアラートの殆どが犯罪者で構成されていると聞いているが?」
アクセル「そっ、そんなことないよ!!基本的には、悪いことはしない主義!!……そりゃ時には悪いことした奴らもいるけど…」
反射的と言っていいほどの速度で、必死になって反論するが、後半は言い訳めいて小さくなった。
ゼロ「…それで?」
話が逸れたと先を促せば、アクセルは俯いてしまっていた。
アクセル「でも、本当に悪いことなんてすることはなかったのに……突然みんな変わってしまったんだ!!」
ルイン「変わった?…変わったってどういうこと?イレギュラー化とは違うの?」
アクセル「……違うと……思…うけど…」
ルナ「…突然ってのは、どういうことだ?」
話が逸れる前にルナがアクセルに聞き返す。
アクセル「レッドの言うことを聞かなくなって……イレギュラーハンターや罪もないレプリロイド達まで襲い出したんだ!!」
その時のことを思い出しているの
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