十三話 全員合流!!か〜ら〜の〜温泉回!!
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「あれ?骸は?」
キョロキョロと辺りを見回すアゲハ。
幾姉は、悟ったような目で、苦笑してこちらを見た。
「…?そういや幾姉さん。星花さんどうした?」
「星花なら地霊殿で待ってるよ。」
「そうか。早いな。んじゃあもう送るか。」
「待て狂夜。菜々がまだ…『天移幾姉とアゲハを地霊殿へ。』
幾姉が何かを言っていたが気にしないのだった。
そして再び『天移俺を地霊殿に。』
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「ようし。これで全員か。」
16畳の机だけが出してある部屋。
そこに居るのは、ぐったりした骸、ぐったりしたアゲハ、ぐったりしてない幾姉、幾姉の側にちょこんといる星花。
「狂夜…兄さん……なんか……疲れた……」
骸が息をはぁはぁとあげて、立ち上がった。
「ギャンブルしすぎじゃね?」
「いや……なんか……ここに送られた瞬間に…疲れが…どっときたんだけど…」
「えっと。魔法を人に使う場合は、その人の魔力を使うからな。常人の場合、ルーラだけで魔力のほとんどを消費しちまう。魔法を使うには、魔力が必要。ここ。テストにでま〜す。」
「そうか。じゃあ私は、普通よりは魔力があるんだな。」
幾姉が俺に言った。
「まぁ…凄いっちゃあ凄いけどここで褒めすぎてもなんかあれなんで…軽くお前の事を崇めてやろう…神と!!」
「崇めすぎじゃない?」
幾姉が再び苦笑する。
「まぁ細かいことはいい。これから親睦を深めるためにみんなで銭湯に行こうか。」
骸は、俺の言ったことに素早く反応し、立ち上がった。
「なるほど。裸のお付き合いという訳ですな?」
疲れは、どこいったんだか…
「…混浴は……無い……」
星花の漏らした一言を聞いた骸は、一気に床に倒れこんだ
「…もういいよ…そんなことだろうと思った…」
とっさに幾姉の方を向く。
俺に気づいた幾姉さんは、自分に人差し指を向けて「私?」と言うようにジェスチャーした。
俺が頷くと幾姉は、ため息を吐いて言った。
「骸?私は、骸と一緒に温泉に行きたいなぁ〜」
ピクッと骸の身体が少し反応した。
幾姉は、他の人にもジェスチャーを送る。
「骸と温泉に行くのも良いかもね。」
「骸…温泉…一緒…行く?」
アゲハと星花が骸に向かって言う。
骸は、廊下に向かってクラウチングスタートの体勢になっている。
まて、何処に走り出す気だ?
そしてまた、幾姉が言った。
「骸。一緒に行こう。」
骸は、廊下に向かって走り出した。
骸…温泉の場所…知ってるのか?
というか…一緒に入る…とは、言っていなかったぞ?
あくまでも一緒に行く
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