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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos39奇跡の邂逅/古き王の血族〜Lyrical Vivid〜
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すか。ここは管理外世界となっています。渡航許可証はお持ちですか?」
管理外世界に入るためには管理局から入界の許可証が必要になってくる。これが無くては違法渡航として重い罪に課せられてしまう。ですが残念なことに「持っていません。どうしてこの世界に来て、どうやって来たのかも判らない状態なのです」そもそも普段から持ち歩くような代物ではない許可証ですから、仕方のないことなのですが。
「それは、お困りですよね。では、あちらで詳しいお話をお聞かせください。なんらかのトラブルでの転移なら、事情さえ分かれば罪には問われないですから、安心してください」
ヴィヴィオさんのお母様の笑顔は私の知っている、あの優しく温かなもの。ドッキリではないようです。本当にこちらの身を案じてくれているのがその笑顔で判るのですから。
『あの、アインハルトさん! 大変です、すっごいトラブルに巻き込まれちゃってます、わたし達!』
ヴィヴィオさんのお母様の誘導に素直に従うべきか時間を稼ぐべきかと悩んでいた所に、ヴィヴィオさんから思念通話が。私も『実は私もです。今、ヴィヴィオさんのお母様とお会いして! でも様子が変でして!』ありのままを伝えようとはしますが、少し混乱もしているようで・・・。
『えええ!? なのはママとですか!? あの、こっちはすずかさんとなんですが、おかしな事に子供なんです!』
『わ、私もそうです! ヴィヴィオさんのお母様は、ヴィヴィオさんより年下と思えるような背格好で!』
サプライズでもなくドッキリでもない、それなのに子供の姿でいらっしゃるヴィヴィオさんのお母様とすずか技術主任。これはもしや、とある推測が生まれた。そしてその推測は正しい物だとすぐに判ることに。
『どうやら今わたし達が居るのは、新暦66年の3月! 13年前の海鳴市らしいんです!』
(やはり時間移動! それこそ破格の技術! 数ある技術者が挑んでは敗れ去った・・・!)
ヴィヴィオさん達とお付き合いすることで、それまで何の興味もなかった知識を得る機会が増えた。その中で得た時間移動という技術。ですがそれはやはり夢物語という結論が出たモノ。それなのにまさか実際に起こり得るなんて思いもしなかった。しかも体験者が私やヴィヴィオさんなんて。
『あの、ですから未来から来たわたし達が、過去に何かしらの影響を起こしちゃうと未来が変わるとかなんとかって危険がありますから、ここは出来るだけ過去に関わらないようにしないといけないので・・・だから逃げましょう・・・!』
『はい、判りました! まずは逃げることを最優先。あとで合流しましょう!』
『はい! あのアインハルトさん、お気を付けて! この時代のなのはママ、すでにエース級だったらしいですから!』
『ヴィヴィオさんも
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