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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos39奇跡の邂逅/古き王の血族〜Lyrical Vivid〜
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で見て判っていたけど、その人は女性だった。歳は10代後半くらいかな。とても綺麗な髪と、ルシル君と同じで左右で色の違う瞳をしていた。

†††Sideなのは⇒????†††

どういう理由かなどは一切判りませんが、ミッドからヴィヴィオさんのお母様やそのご友人方の生まれ故郷である第97管理外世界・地球は日本、海鳴市へと気付く間もなく転移していました。
ここがどこか、というのを知り得ていたヴィヴィオさんと一緒に転移されたことがせめてもの幸運で救いでした。ヴィヴィオさんが居らず、私ひとりだけがこの事故?に見舞われていたと思うと、途方に暮れるのはまず間違いなかったでしょうから。

(しかし、その安心も束の間でした)

ヴィヴィオさんのお話しでは現在、海鳴市には魔導師は常駐していないとのこと。それなのに私とヴィヴィオさんの元へと強大な魔力反応が接近しつつある。警戒するために私たちは変身をし、分散して接近を試みている魔導師から退くことにしましたが・・・。

(速い!・・・私の速度では逃げ切れない・・・!)

よほどの空戦魔導師なのか、飛行魔法においては素人とも言える私の速度では逃げ切るのは不可能。ゆえに「「あの、止まってください!」追いつかれてしまった。ですがあまりに予想外な幼い女の子の声に、私は僅かばかり気を緩めてしまったのですが・・・

「っ!!? ヴィヴィオさんのお母様・・・!?」

振り向いて、私を追翔してきたのがなんとヴィヴィオさんのお母様――高町なのはさんだったこともあって、その緩みはすぐさま緊張へと変化。あと、どういう理由なのかは解りません、子供の姿をお取りになっていらっしゃるヴィヴィオさんのお母様は、「???」きょろきょろと辺りを見回すばかり。

(あの反応、他に誰かいるのかな?というような・・・。ご自分のことだとは微塵とも思っていらっしゃらない・・・!)

ヴィヴィオさんのお母様のお体をよく見れば、あの子供の姿は変身魔法によるものではない、正真正銘外見通りの子供のお体であることがなんとなく感じることが出来る。では、他人の空似・・・にしては防護服や手にしていらっしゃるデバイス――“レイジングハート”は正にヴィヴィオさんのお母様のもの。

「こちら時空管理局、高町なのはです。少しお時間を頂いてもよろしいですか?」

「は、はい、構いません・・・(やはりご本人! これは一体どういう・・・!?)」

いよいよ混乱極まって来ました。いえ、これはもしかしてサプライズ、ドッキリというものなのでしょうか。私とヴィヴィオさんを驚かせようという。でも何故。その理由がサッパリ判らない。

「あの、地元の方ではありませんよね? 管理世界の方でしょうか・・・?」

「その、はい、ミッドチルダから、です」

「そうで
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