暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos39奇跡の邂逅/古き王の血族〜Lyrical Vivid〜
[11/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
中、ゾワッと背筋に悪寒が奔った。すぐさま体勢を立て直してその場から急速離脱。その直後、猛烈な冷気が球状に吹雪いた。リフリジレイト・エアだ。
「バインドバレット・サークルシフト!」
わたしの全方位に魔力弾13発が展開された。まず避けきれない。だったら「レストリクトロック!」こっちもバインドで対抗する。直後、わたしに着弾した魔力弾がリングバインドとなってわたしを拘束。そして「この魔法、なのはちゃんの・・・!?」すずかさんもわたしのバインドを受けて拘束された。
「(あとは、どっちが早くバインドブレイク出来るか)クリス!」
わたしの内に居るセイクリッド・ハート――“クリス”に呼びかける。すずかさん。未来のあなたからの贈り物です。すずかさんのバインドはその数もあってか構築式が若干弱いから、「よしっ!」それほど時間を掛けずに破壊することが出来た。
「こっちもだよ!」
ガシャァン!と音を立てて壊されるわたしのレストリクトロック。直後、すずかさんの前面に魔法陣が展開された。砲撃が来る。
「バスターラッシュ!」
「ディバイン・・・バスタァァーーーッ!」
同時に砲撃を発射。すずかさんの顔が今度こそ驚愕に染まって、わたしの砲撃への対処が僅かに遅れた。わたしのディバインバスターは拳の打ち込みで起動して、高速砲でもあるからすずかさんのように撃ったらすぐに動ける。
でもすずかさんのは魔法陣の展開に発射、放射が切れるまで動けないっていうラグがある。さらになのはママと同じ砲撃の名前を使ってビックリさせることで隙を作ってみた。それらが合わさって対処が遅れたすずかさん。シールドは“スノーホワイト”が張ってくれたようだけど、ほぼギリギリだったからその衝撃は強いと思う。
(逃げるなら今、だよね・・・!)
反転して離脱再開と思ったその時。
「スノーホワイト。ナイツ・ルナレガリア、上昇値10%限定で起動」
≪ナイツ・ルナレガリア。起動いたしますわ≫
嫌な単語が耳に届いた。ナイツ・ルナレガリア。それって“スノーホワイト”の持つ機能の1つで、午後9時から午前3時までの間、魔力量やデバイスの機能、身体能力を底上げするっていう・・・。
「ひゃあ!?」
ドンッと強烈な魔力波がわたしを襲った。すずかさんを覆っていた黒煙が晴れて、その姿を見せた。わたしが思うことがただひとつ、もうダメだ、だ。下手に動いてトンデモ魔法を使われて撃墜されるのだけは嫌だから大人しくする。
「やっと大人しくしてくれた。スノーホワイト、レガリア停止。・・・コホン。えっと、あなたも異世界からの渡航者ですよね?」
「あぅ、はい。ミッドチルダ出身です」
「そうですか。今夜は異世界からの渡航者さんが多いみたいなんですけど、何かありました
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ