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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos39奇跡の邂逅/古き王の血族〜Lyrical Vivid〜
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の目的地へ向かう中、気が付けばどことも知らぬ空の上に飛ばされたのだから。混乱するのもおかしくはない。
「ま、まずは落ち着いて、冷静になりましょう。まずは、ここがどの辺りなのかを知りましょう。状況整理です。ここに飛ばされる前の時間帯は昼間でした」
「あぅぅ、アインハルトさんが一緒に居てくれて助かりましたぁぁ・・・。確かに午前で授業が終わったので、お昼過ぎでした。でもここは・・・夜、ですよね」
「街並みからしてミッド中央区――クラナガンではありませんね。郊外には似たような街並みが有ったような気もしますが、ですが少し違うような・・・。別世界なのでしょうか・・・?」
「別世界・・・。あれ? ちょっと待って。この風景、うそ、まさかそんな・・・」
アインハルトの別世界という発言を聞いたヴィヴィオがハッとする。そんな彼女を見て「何か心当たりがありましたか? ヴィヴィオさん」アインハルトは希望が見えたと僅かに安堵する。ヴィヴィオの側に浮遊するクリスがわたわたと両手を振る。クリスにもここがどこか判ったようだ。
「うん、間違いないです。ここ、なのはママやアリサさん、すずかさん、はやてさんの生まれ故郷、海鳴市!!」
ここがどこなのかを理解したヴィヴィオが驚愕に叫ぶ。そんな彼女のフルネームは、高町ヴィヴィオ。将来、高町なのはの義理の娘となる少女だった。
「確か、管理外世界の97番、地球の島国に有る地名でしたね。ですが何故、こんな遠くにまで飛ばされたのでしょう? 対象に気付かれずに一瞬でミッドから地球まで転送できるような魔法や技術などあるとは思えませんが・・・」
「そうですね。でも、もう大丈夫ですよ、アインハルトさん! 海鳴市なら知り合いも居ますし、何よりママのお友達のお家には、ミッド直通のゲートがありますからすぐに帰れます!」
「そうですか。それは良かったです。それではまずは、人目の付かないところで地上へ降りないといけませんね」
帰宅方法の目途が立ったヴィヴィオとアインハルトはようやく完全に気を緩めることが出来、僅かなりに笑みを零した。しかしその気の緩みもすぐに止まることとなる。クリスが急にわたわたと何かを報せるように腕を振り、ティオもまた「にゃあ、にゃあ!」と緊急を報せるかのように鳴き始めた。
「大きな魔力反応の接近警告・・・!」
「え、そんなはずは・・・! 今の海鳴市に、魔導師は常駐していないはずですよ。一体誰が・・・!?」
クリスとティオが報せたのは、強大な魔力を有した魔導師の接近を捉えたというものだった。その正体は不明。ゆえにアインハルトは「ヴィヴィオさん。念のために」と何かを行うような発言し、ヴィヴィオはそれに「はいっ!」と強く頷き返した。
「セイクリッド・ハート!」
「アステ
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