十五章
対ゼットン戦×必殺技のための退避
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「ありがとうございます。一葉様」
「梅ちゃん、私たちだって一葉様に負けないように、全力で沙紀さんを支えるよ!」
「当然ですわ!一真隊所属の鉄砲隊も、充分に経験を積んでおります。八咫烏隊には負けませんわよ!」
と言って兵の士気を上げていたら、雛さんがこちらに来ました。城門のほうは和奏さんと犬子さんの二人が張り切ってやっているようで。そろそろ本格的に攻めるから、一真隊にももっと前に出てほしいと。久遠様の進言ですかと聞いたら、エーリカさんが言ってたと。少し怪しいような気がしますが、久遠様が判断されたのなら従うしかありませんね。
「ですが、そんなに脆いのですか?」
「全く手応えないもん。もしかしたら、一乗谷で決戦!って考えてるのかも」
「その判断、考えられなくもありませんが・・・・」
「敦賀と手筒山を囮にして軍勢を分割させる。そこで時間を稼ぎ、なおかつ戦力を削った上で、一乗谷におびき寄せ、決戦する・・・。上策とは言えませんが、可能性は無い、と言い切れる訳でもありません。難しいところですね」
「多分、その流れが一番濃厚じゃないかなー?とにかく一真隊は森衆とかと一緒に前に出てねー」
「はい。分かりました。雛さんも気を付けて」
「ありがとー。じゃね」
「(敦賀城はそこそこ堅固な城のはずですが、こんなに簡単に行くわけがないのですが)」
戦争はこんなに簡単には行きません。これは罠の可能性がありますが、今は攻めるしかありませんね。すると、トレミーから通信が入りました。どうやら、城門をもうすぐで突破のようですがIS部隊が取りついてる兵たちをどかしてるようです。何をするんでしょうか、と思ったら照明弾が上がりましたね。あれは、照明弾というより信号弾ですね。何を知らせてるのでしょうか?
「沙紀さん、敦賀城から照明弾が上がりましたけど、何かあったのですか?」
「我々の部隊からの通信によると、城門に取りついている兵をどかしているようです。あと城門から離れろとのことらしいのですが」
「取りついている兵をどかしている?もしかして黒鮫隊の兵器を使うのでしょうか?ですが、なぜ今頃」
「あ、あれを見てください。あれはゼットンと隊長です。どうやら地面に突っ込む様子です。おそらくですが、城門に敵を立たせて必殺技を決めるようです」
と言っていたのが、現実になろうとしていた。一方、少し時間を戻して、城門に取りついていた柴田衆と丹羽衆と母衣衆が取りついていたが、突如上からシールドビットが城門を守るかのようにした。そして、IS部隊が降りてきたかと思ったら兵たちに向かってライフルを向けた。
「取りついている兵の諸君はただちに退避しろ!繰り返す、ただちに退避しろ!」
「これは何事か!なぜ黒鮫隊の者た
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