十五章
敦賀城へ行軍
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、雀さん!ご披露しちゃいなさーい!」
「おー!みんな持ってくるのだー!」
雀の呼びかけに答え、八咫烏隊の幼女じゃなくて少女たちが何かを運んできた。んー、あれは大砲かなー。威力は低そうなような。
「これこそ雑賀庄の全力を結集し、芝辻一門の協力を得て作られた石火矢!その名も御煮虎呂死!ですわ!」
芝辻一門・・・・・根来の鉄砲鍛冶・芝辻 清右衛門とその弟子の皆さんのこと。
「御煮虎呂死、ねぇ」
「おーっほっほっほっ!百匁の砲弾もなんのその!これで敦賀城など木端微塵ですわーっ!」
「ほお。石火矢というのかこれは。火縄銃の化け物のようなものだが。・・・雀。これはどうやって使うのだ?」
「子砲っていう火薬と弾丸が一緒になった奴を装填して、それに火をつけてドーン!ババーンッ!ドッカーン!って感じでーす」
「ふむ・・・・なかなか楽しそうだな。どれ・・・・」
「お楽しみのところ悪いが、それ没収な」
と言って、石火矢を空間に入れた。その後にハリセンで梅と烏と雀に叩いたけど。
「このアホ共が、余計な物を作るんじゃねえ、よ!」
『パシィィィィイン!パシィィィィイン!パシィィィィイン!』
「な、なぜ、私たちなのですの?」
「俺達の出番を危うくなくなるところだと、俺の部下たちからの文句が聞こえたのでな」
「今までの会話を聞いてたんですか?お頭」
「ああ、最初から聞いてたよ。あの大砲が出てきた辺りから、文句がな」
といって、まだありそうだから全部没収して石火矢は滅で消滅した。とりあえず、籠城したらしたで、サーモグラフィーで確認してから城門を爆破させる。空城の計でいないのであれば、反応はしないだろうし。
「進軍!進軍せよ!」
黒母衣を纏った使番が、全軍に進撃を促す。
「一真隊は柴田衆、丹羽衆のあと、森衆を前に出てもらってから動く!一葉たち足利衆は俺たちの後ろについてこい!」
「うむ」
「承った」
「詩乃!小波!」
「はっ!」
「お側に」
「小波は物見衆を指揮して、周囲の偵察をして来い。どこに鬼がいるか分からないから、注意をしろ」
「承知。自分も前に出ます」
「頼むけど、気を付けろよ。もう小波は一人じゃない。俺たちの仲間だ。無理をしないことだ、良いな?」
「ご主人様・・・・はっ」
詩乃に指示を出そうとしたら、時計に緑のランプが出たので通信機をつけたら、また出たようだ。トレミーからで、まもなくこちらに向かってくるんだと。ちなみに雑魚ドウターは、IS部隊で排除してるが小型ゼットンは一直線にこちらに来てるらしい。
「詩乃は小波からの情報の整理を頼む。鞠はここにいてくれ。梅ところの二人は実働部隊の
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