第六話 エックスSIDE3
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ア「あら、いい香り。頂くわ」
ハーブティーの入ったカップを受け取り一口飲もうとした時、ディープフォレストから帰ってきたゼロが指令室に入って来た。
次のミッション先が決まるまで暇を持て余してきたのだろう。
アイリス「ルインは?」
ゼロ「あいつなら仮眠を取っている…ハーブティーか?」
アイリス「ええ、ゼロもどう?」
ゼロ「次のミッションまで時間がある。頂くとするか。」
ハーブティーの入ったカップを受け取り、一口飲んだ。
ゼロ「やはりアイリスの淹れた物は美味いな」
アイリス「そ、そう?」
ゼロ「ああ、俺が言うんだ。間違いない」
そしてハーブティーを飲み終えたゼロはしばらくして、ミッションに向かう。
サイバースペースの最奥で、スナイプ・アリクイックが、何もかも知っているかのような目でゼロを見つめていた。
アリクイック「ふぉふぉふぉ…よう来たのう。真の使命を忘れた者よ」
アリクイックの意味深な言葉にゼロの眉が動く。
アリクイック「幾重にもプロテクトされたお前のデータから垣間見えたのは…未来の記憶か過去の虚像か…」
ゼロ「ふん。何を見たかは知らんが、興味無いな。この場でお前を倒す。それが今の俺の使命だ!!」
セイバーに手をかけながらゼロが叫ぶ。
アリクイック「ふぉふぉふぉ…確かに迷いはないようじゃな」
ゼロ「老人の戯れ言に付き合っている暇はない。行くぞ!!」
飛び掛かったゼロにアリクイックは静かに嘲笑う。
アリクイックの能力は自身のダメージを武器精製に変換することである。
一定のダメージを負うごとに増強される。
最初は鎌鼬を繰り出す程度だったのが、アリ型爆弾、ホーミングミサイルを放つまでになる。
ゼロは攻撃のチャンスも与えられぬまま、攻撃を避けるのみだ。
アリクイック「ふぉふぉふぉ、どうしたゼロよ…わしを倒すのではなかったか?」
ゼロ「ああ、今すぐ倒してやる!!」
小馬鹿にしたようなアリクイックの物言いにゼロは怒りを高めていく。
アリクイック「威勢がよいのぉ、じゃが」
アリクイックは身体の周囲にレーザーポッドを召喚する。
ポッドは8つ。
特殊な金属で出来ているのか、ゼロのセイバーを持ってしても破壊出来ない。
アリクイック「この攻撃はかわせぬよ」
ポッドから一斉にレーザーが発射された。
白い光が雨の如く降り注ぎ、ゼロは成す術もなく被爆した。
ゼロ「くっ…」
アリクイック「紅き邪神よ。本来のボディと力があればわしを倒せただろうに。ふぉふ
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