暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0754話
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いるんだし、この世界のVFとして考えれば破格のスペックを持っているのは承知の上だが。

「ま、その辺は今回の騒ぎが終わった後でやるさ。とにかく、あのキノコを止めないと絶対に色々と不味い出来事が起こるのは間違い無いんだ」
「……そうですね。三島補佐官とはちょっと関係があっただけにやりにくいですが」
「関係が?」
「ええ。ほら、バジュラの死骸やVF-27のデータや部品を政府が持っていったじゃないですか。それを管理して研究していたのが三島補佐官のグループだったんですよ。で、そのデータやら何やらを回して貰ってディメンジョンイーターやYF-29の開発が進んだのは事実です」
「へぇ……」

 予想外と言えば予想外だが、こうして聞いてみれば納得する話だな。
 まぁ、L.A.Iにデータを渡していたとしても恐らくは何らかの目的があったのは事実だろう。
 そんな風に考えつつ、他の面々と共にL.A.Iの格納庫へと向かい、EX-ギアへと着替えてYF-29へと視線を向け……ん?
 ふと、格納庫に並んでいるYF-29の姿がこの前乗った時と少し違うのに気が付く。
 具体的に言えば、機体の右後方。そこに何らかのパーツが追加されている。
 それが気になり、RVF-25に乗り込もうとしているルカへと声を掛ける。

「ルカ、YF-29に追加されているパーツは何だ?」
「え? ああ、そう言えばそうでした。説明するのを忘れてましたね。あのパーツはバトロイドになった時に右腕に装着されるシールドです。エネルギー転換装甲を何重にも重ねて作りあげているので、フォールド・ウェーブシステムの効果もあってかなり固いですよ」
「……そんな便利なものがあるのなら、言い忘れないでくれ」

 そう言いつつも、基本的には回避を重視している俺の戦い方だと使う機会はそれ程多くないのかもしれないが。
 そんな風に思いつつ、機体へと乗り……出撃の時が来る。

「スカル4、アクセル・アルマー、YF-29、出るぞ!」
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