暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0754話
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 言い争いというか、じゃれ合いというか、痴話喧嘩をしているミハエルとクランにそう告げ、椅子へと座る。にしても、眼鏡が割れるねぇ。顔に掛けている眼鏡が割れたんだから、良く考えると結構危なかったんじゃ無いのか? いやまぁ、何だかんだ言っても純粋な軍人としての技量はそれなりに高い……それこそアルトに比べるとかなり高いのは事実だ。それを考えると実は結構危なかったのだろう。

「で、ここに集められた理由は聞いてるか?」
「もうすぐ……ああ、来たな」

 その声と共にオズマがルカを引き連れてブリーフィングルームへと入ってくる。

「揃っては……いないな。アルトはまだか」
「ああ、残念ながらまだ来てないな」

 こちらを見回してそう告げてくるオズマにそう返すと、小さく溜息を吐いて首を振る。
 ……随分と余裕が無いな。
 となると、何か余程の事が起こったのか? 確かにこうして俺達をわざわざ呼び集めたんだから、ある意味では当然だが。

「……今から30分程前に、アルカトラズがテロリストに襲撃された」

 それは先程聞いた、ある意味で当然と言えば当然の言葉。テロを起こしていたのがキノコの部下だと思われるのだから、自分達を率いていたキノコを救出するのは当然だろう。だが、アルカトラズには十分な戦力があった筈。
 そんな風に俺と同じ疑問を持ったのだろう。ミハエルがオズマへと尋ねる。

「アルカトラズの戦力はテロリスト程度ではどうにもならないんじゃ?」
「ああ。当然テロリスト……レオン・三島の部下がどうあがいても無駄だっただろう。……だが、敵には奥の手があった。これを見ろ」

 そう告げ、オズマがルカに合図をするとブリーフィングルームの映像モニタに映像が映し出される。そこにいたのは……

「VF-27!?」

 そう、それはギャラクシー船団が開発したVF-27の姿だった。それも俺達の良く知っているブレラが使っている赤紫色のものだけでない。その部下の機体も合わせると合計5機にも及んでいる。
 つまりこれは……グレイスが出て来た訳か。勿論これまでもキノコと協力はしていたのだろう。だが、それはあくまでもハッキング等のバックアップが目的だった筈だ。だが、手持ちの中でも最大戦力だと思われるVF-27を出して来るとなると……

「グレイス・オコナー、何を考えているんだ? 奴にしても、こうまで自分達が表に出てしまえば必然的にこれ以上フロンティア船団にいる事は出来無い筈だ。だが、既にギャラクシー船団は存在しない。これからどこに……」
「待て」

 クランの言葉を聞いて、ふと脳裏を過ぎる。確かに今の状況ではグレイス・オコナーがフロンティア船団を脱出した後に逃げ込める場所は無い。だが、それはあくまでもこれまで俺達の得た情報が正しい場合だ。つま
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