第21話 ラストVS.ジョゼ 魔剣の暴走
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・・・!!)
ルーシィと、ラストが妖精の尻尾に入る一年前
「レイラ様・・・ジュート様とルーシィがまた喧嘩を・・・」
ラストは亡きレイラの墓で、彼女に話しかけていた
「貴女が亡くなってから、二人の溝は更に深まるばかりです・・・」
度々喧嘩をするジュードとルーシィに、ラストはどうすればいいか悩んでいた。
「ルーシィは魔の道に進み、貴女同様星霊魔導士になりました。貴女に似て星霊を愛し、星霊に愛されております。」
ラストは、自分の右腕に付けた
包帯状の呪符で封印されたガンドレッドを見て、言葉を続ける
「俺もこの魔石・・・ダークブリングを使いこなせるようになりました。しかし、使う事はないでしょう・・・この力で、ルーシィに危険な目に会わせるわけにはいきませんから」
しばらく右腕を眺め、寂しげな表情でレイラの墓石へ目を移す
「レイラ様・・・俺は」
「ラスト!!」
突然、背後からルーシィの声が聞こえてきた
「ルーシィ、どうしたんだ?一体何を・・・」
ラストは、ルーシィの手にあったトラベルバックを見て尋ねた
「あたし・・・家を出ることにしたの」
「え・・・ええ!?」
突然のことに、思わず声が漏れるラスト
「家を出るって・・・どういうことなんだ!?」
「あたし・・・決められた生活をするのにもううんざりなの。用意された服、用意された食事、用意された幸運を、あたしは望んでいない!」
「ジュード様にはなんて?」
「言ってないわよ、勝手に出るんだから」
「勝手にって・・・ルーシィ、旅にでるつもりなんだろうが外の世界はそんな甘いものじゃ」
ラストの言葉を、ルーシィは手を握ることで遮った
「だからさ、一緒に来てよ」
「え・・・?」
「あたし一人でじゃ悪い男が寄ってくるでしょ?かわいいし」
自分でカワイイと豪語するルーシィにラストは少しずっこける
「ボディガードもして欲しいし、外で生きてく術も教えて欲しいの」
「だが・・・」
「あたし達、友達でしょ?」
友達
ルーシィの言った言葉に、ラストは息を呑む
「友達だから付いてきて欲しいの。それだけじゃダメ?」
「・・・いや、断る理由がない。俺でよければよろしく頼む」
二人は笑いあった後、レイラの墓前に身体を向ける
「ママ・・・ごめんね。あたし、この家を出るわ。
そして、魔導士ギルドに入ろうと思うの。妖精の尻尾・・・最高にカッコいいギルドよ。」
「レイラ様・・・ル
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