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ハイスクールD×D 〜聖人少女と腐った蛇と一途な赤龍帝〜
第2章 滅殺姫の憂鬱と焼き鳥の末路
第38話 罠
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はぁ、やっぱり。こんな事にならないために試合映像見せて勉強させたっていうのに、なんでここだけ原作通りの展開になっちゃうのよ……。
「龍巳、聞こえる?」
『……ん』
「なんでそんなことになっちゃってるの?」
『よく分からない。あれよこれよという間にこんな事に。止めたけど聞いてくれない』
「もしかしてライザー、私達をバカにしたり部長のプライドを刺激するようなこと言ってなかった?」
「そんなことも多分言ってた……と思う」
はぁ、部長、まんまと載せられたわね。
「分かった。もう好きにさせてあげなさい。龍巳、あなたは部長がやられそうになった時だけ動いて」
「ん、分かった」
そして私は通信を切った。なんというかもう……言葉も無いわ。いろいろ教えたのに結局はプライドが勝っちゃったか。
「一体何考えてるにゃ、うちのバカ主は」
「あの人の眷属でいるの、心配になって来ました」
「いっそのこと眷属やめるかにゃ?」
「それもいいかもしれません。勝手に出ていくとはぐれになって犯罪者になるので誰か良い人見つけてトレードしてもらうのがいいと思います」
「じゃあまだ
戦車
(
ルーク
)
2個と
騎士
(
ナイト
)
1個、
兵士
(
ポーン
)
8個使ってない人探さないといけないにゃ」
「って何2人本気で眷属やめること考えてんだ!?」
イッセーは黒姉と白音にツッコんだ。この状況でそんな話してたらまあツッコまざるをえないよね。祐斗も困った顔してるし。まあでも
「心配ないわよイッセー、この2人も本気で言ってるわけじゃないから。でしょ?」
「「うっ」」
2人共声をつまらせてそっぽを向いた。いろいろ思うところはあるだろうけど、それでも随分と仲良くなったもんね。今更優しいこの娘達が部長を見捨てるなんてないでしょ。
「何だ冗談かよ。焦ったぜ」
「そうだね。一瞬このまま2人共リタイヤしちゃうんじゃないかと思ったよ」
「……まあ流石にこのまま見捨てたりはしないにゃ。……でもうちのバカ主、いやもうこの際バカ殿でいいかにゃ? とにかくバカ殿にはゲームが終わったら説教が必要にゃ」
「はい、もちろん肉体言語込みで」
うわ〜、部長ご愁傷様。でも自業自得なんで助けませんよ?
「さて、おしゃべりもここまでですわ」
レイヴェルがそう言うと共に周りは一斉に得物を構えた。う〜ん、これは祐斗とイッセーにはちょっと荷が重いかな? だったら
「祐斗、イッセー。ちょっとこっち来なさい」
私は2人を呼びつける。2人共不思議そうな顔をしつつも周りを警戒しながら近付いて来た。
「なんだ、火織?」
「作戦でもあるのかい?」
「まあそんなとこ」
さて、
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