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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
ギフトゲームの概要説明+a
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のは革命家の仕事であって、プレイヤーの仕事じゃねえ。俺が聞きたいのは……たった一つ、手紙に書いてあったことだけだ」
香夜「そんなのはなんでもいいんですよ。これからギフトゲームをすれば自ずとわかるんですから。僕が聞きたいのはただ一つ」
十六夜は視線を黒ウサギから外し、僕たちを見まわし、巨大な天幕で覆われた都市に向ける。
僕も、視線を落ちた湖、巨大な森林に向ける。

十六夜は何もかも見下すような視線で、僕は興味を抑えた視線で

「「この世界は………面白いか?」」

「ーーーーーー」

他の二人も無言で返事を待っている。
僕たちを呼んだ手紙にはこう書かれていた。

『家族を、友人を、財産を、世界の全てを捨てて箱庭に来い』と。

それに見合うだけの(もよお)し物があるかどうかこそ、四人にとって一番重要なことだった。

「ーーーーYES。『ギフトゲーム』は人を超えた物だけが参加できる人魔の遊戯(ゆうぎ)。箱庭の世界は外界より格段に面白いと、黒ウサギは保証いたします♪」

◆■◆■◆

「……そういえば、黒ウサギの一件で後回しにしていたな」

……あれ…流れなかったの…? 十六夜のバカ…

「香夜は本当に男なのか?」
「「「気になる(なります)!!」」」

え、えと……君ら目が怖いんですけど。
と、とりあえずここは逃s(ガシッ)……
なんで! なんで思考が読まれたの!? 十六夜、君ってエスパーなのか!

「ヤハハ、逃げない方がお勧めだぜ?」

十六夜にそう言われてふと、周りをみてみると女子たちに囲まれていた。
うん……。 逃げ場ねえ…
そもそも、捕まったし、アウトだろう。

「嫌な感じがしたから逃げようとした。僕は悪くない」

「あら、私たちはただ貴方が女かどうか確かめるだけよ?」
「…そうだよ、かなり気になってるし」
「私もこんなに可愛い男の娘?をみたのが初めてなので」
「腕を捕まえてるが男より女と言っていいほど柔らかいし、肩甲骨まで癖なく伸びた銀髪に、宝石みたいな真紅の瞳。それと、ボディーラインも女っぽいと言うか、そのものだ」

「十六夜…触れるな…批評するな」

「だから……」

十六夜は、少し言葉をためると

「上だけでいいから脱げ」

「……は?」

「「「え?」」」

「いや、別に男だったら上ぐらい脱いでも別にいいだろ?」

ヤハハ、と笑いながらからかうように十六夜は言う。

いささか、理不尽じゃないか…とは思うが……まぁ、多少は恥ずかしいが対したことはないだろう。
そう心の何処かで思うが面倒だ。現在全くと言っていいほど僕に注目が来てない……よし、いける!

十六夜の手から慎重に抜け出すと一気にダッシュ……できませんでした〜。

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