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問題児たちが異世界から来るそうですよ? 〜常識を謳うチートな彼も来たようですよ?〜 【更新停止】
ギフトゲームの概要説明+a
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黒ウサギ「それも様々ですね。金品・土地・利権・名誉・人間……そしてギフトを賭け合うことも可能です。新たな才能を他人から奪えばより高度なゲームに挑むことも可能でしょう。ただし、ギフトを賭けた戦いに負ければ当然 ーーーご自身の才能も奪われるのであしからず」
おいおい…そんなことをしてまで高度なゲームがしたいのかよ
黒ウサギは
愛嬌
(
あいきょう
)
たっぷりの笑顔に黒い影を見せる。
挑発ともとれるその笑顔に、同じく挑発的な
声音
(
こわね
)
で飛鳥が問う。
飛鳥「そう。なら最後にもう一つだけ質問させてもらってもいいかしら?」
黒ウサギ「どうぞどうぞ♪」
飛鳥「ゲーム同士なのゲームを除けば、それぞれの期日内に登録していただければOK!商店街でも商店が小規模のゲームを開催してあるのでよかったら参加してくださいな」
飛鳥は黒ウサギの発言に片眉をピクリとあげる。
「………つまり『ギフトゲーム』とはこの世界の法そのもの、と考えていいのかしら?」
お? と驚く黒ウサギ。
「ふふん? 中々鋭いですね。 しかしそれは八割正解の二割間違いです。我々の世界でも強盗や
窃盗
(
せっとう
)
は禁止ですし、金品による
物々交換
(
ぶつぶつこうかん
)
も存在します。ギフトを用いた犯罪などもってのほか! そんな
不逞
(
ふてい
)
な
輩
(
やから
)
は
悉
(
ことごと
)
く処罰します ーーーが、しかし! 『ギフトゲーム』の本質は全く逆! 一方の勝者だけが全てを手にするシステムです。店頭に置かれている商品も、店側が提示したゲームをクリアすればタダで手にすることも可能ということですね」
飛鳥「そう。
中々野蛮
(
やばん
)
ね」
黒ウサギ「ごもっとも。しかし"主催者Wは全て自己責任でゲームを開催しております。つまり奪われるのが嫌な腰抜けは初めからゲームに参加しなければいいだけの話でございます」
黒ウサギは一通りの説明を終えたのか、一枚の封書をとりだした。
黒ウサギ「さて。皆さんの召喚を依頼した黒ウサギには、箱庭における全ての質問に答える義務がございます。が、それら全てを語るには少々お時間がかかるでしょう。新たな同士候補である皆さんをいつまでも野外に出しておくのは忍びない。ここから先は我らのコミュニティでお話しさせていただきたいのですが……よろしいです?」
十六夜「待てよ。まだ俺が質問してないだろ」
香夜「それと、僕もね」
静聴していた十六夜が威圧的な声を上げて立つ。ついでに僕も質問してなかったので便乗した。
黒ウサギ「………どう言った質問です? ルールですか? ゲームそのものですか?」
十六夜「そんなのはどうでもいい。腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ここでオマエに向かってルールを問いただしたところで何かが変わるわけじゃねえんだ。世界のルールを変えようとする
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