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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos38再臨/砕け得ぬ闇の使徒〜THE DARK MATERIALS〜
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統べる王ロード・ディア―チェ! 星光の殲滅者シュテル・ザ・デストラクター! 雷刃の襲撃者レヴィ・ザ・スラッシャー! 氷災の征服者アイル・ザ・フィアブリンガー! 炎壊の報復者フラム・ザ・リヴェンジャー! 王と王下四騎士! ここに一堂に集結した事で、我の力も満ちて・・・満ちて・・・いや、待て」
先程までの興奮が急に冷めたディアーチェが少し考える仕草を取ったかと思えば、ジロリと他マテリアルを睨め付けた。
「どしたの、王様?」
「陛下、何か私たちに至らぬところがあったでありますか?」
「いま気付いたのだが・・・おい、貴様ら・・・実体化するにあたって、ここらの魔力やシステムの共有リソースを、ただ食うだけならまだしも意地汚く適当に食い荒しおったな・・・?」
「うんっ!」
「美味しく頂きました」
「ごちそうさまですわ」
「みんなで仲良く分けて頂いたであります」
順々に答えていくマテリアルの話を聞いたディアーチェは俯き加減で肩を震わせ「至らぬところがあったか?だと・・・、たわけ! それが先程、我が窮地に陥った理由であろう!?」くわっと険しい表情で怒鳴った。
「へ? そうなの? シュテル、アイル、フラム」
「そうなりますか」
「そうなりますわね」
「そういうことでありますな」
「阿呆か、貴様らぁぁぁぁーーーーッッ!! 復活するにしても時と場所と場合、TPOを弁えんかッ!! 貴様らの所為で危うく我は下種の極みの犠牲になるところだったのだぞ!!」
怒鳴りっぱなしのディアーチェに同情を抱いた事は胸の奥にしまい、「鬼畜の所業とか下種の極みとか、酷い言われようやなぁ・・・」主はやての呟きに「そうですね」と首肯しておく。先程まで抱いていた緊張感が失われていきつつある現状に僅かばかりの隙が生まれてしまった。
「そ、そんなことを言われても僕、知らないよー!」
「わざとではありませんわよ、王」
「そうであります。何かに呼ばれた気がしたのでありますよ」
「ええ。まるで無理矢理に、我々の時を早送りにされたかのように」
その気の緩みを生んでしまったことを後悔することになろうとは。まず「きゃあああっ!?」側にいる主はやての悲鳴が聞こえた。ハッとそちらへ顔を向け、主はやてが右腕を押さえていたのを見た瞬間、「っく・・・!」背中に走る痛み。さらに続けて私と主はやてを一纏めにするように、やはり魔法とは違う力で創られた捕縛輪が掛けられた。
「キリエ、あなた・・・なんてことを・・・!」
もうまともに動けないのか魔法陣のような足場の上にへたり込んでいるうえ、私たちと同じように拘束されたアミティエの非難の声に「ごめんなさいね、黒羽のお嬢ちゃんと管制プログラムのお姉さん。ちょこーっと斬らせ
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