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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos38再臨/砕け得ぬ闇の使徒〜THE DARK MATERIALS〜
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バルカンレイド――

――エルシニアダガー――

アミティエの2挺の銃より発射される光弾と、ディアーチェの前面に展開されたミッド魔法陣より放たれる魔力弾が衝突し、互いの攻撃を相殺していく。しかし今のディアーチェはかなり強力だ。アミティエ単独で戦いきるのは難しいだろう。一刻も早くこの王の威光を破壊して、彼女と共闘しなければ。

「ほう、やるではないか!」

――アンスラシスドルヒ――

血色の短剣型の高速射撃を20基と発射するが、アミタはその鋭い機動力を以って回避しながら「ロックオン!」捕縛魔法?を発動、ディアーチェを捕らえようとする。だがディアーチェも「王を捕縛しようとは、無礼者め!」ヒラヒラと舞って躱す。そういったお互いに決定打を与えられないジリ貧な戦いへと突入。
しかしそれも・・・終わる。ようやくディアーチェの王の威光を破壊することに成功。まずは「主はやて、もうしばらくのご辛抱を!」主はやてをお助けする前にディアーチェへと向けて、「ナイトメア!」砲撃を発射する。それでアミティエに接近を試みていたディアーチェの動きを潰す。

「チッ。ポンコツ融合騎め、水を差す出ない!」

「ポンコ――、こらぁっ、王さま! またリインフォースのことをそんな風に悪く言うて! 許さへんよ!」

「知ったことか! 事実であろうが!」

主はやてがまた私のことを貶すディアーチェに怒りをぶつけ、それを真っ向から受ける王。とそんな時、「チャンス・・・! ロックオン!」アミティエの捕縛魔法?がディアーチェを捕らえた。

「おのれ子鴉! 貴様が余計な口を挟んだ所為で!」

「えええ、わたしの所為ちゃうやろ? 明らかに王さまの油断やんか」

「ええい、口答えするでない!」

私は主はやてに掛けられた王の威光の破壊を、ディアーチェは自らアミティエの捕縛魔法を破壊しようとしたが、それよりも早く「アクセラレイター!」アミティエが瞬間移動というほどの速さで王の元へ最接近した。

「む!?」

「ヘヴィエッジ!」

アミティエの振るう片刃剣が降り上げられる。が、それより早くディアーチェは捕縛魔法を破壊、“エルシニアクロイツ”で斬撃を受け止め、間髪入れずに「インフェルノ!」と、私のハウリングスフィア並の大きさを誇る魔力弾複数をアミティエへ向かって降らせた。

「っく・・・!」

「ほう、今の一撃を耐え凌ぐか、やるではないか熱血女!」

やはり私の知る魔法ではない別の技術を扱うアミティエ。彼女の展開したシールドがディアーチェの攻撃を防ぎきった。しかし「はぁはぁはぁ・・・!」ダメージは入っていないはずにも拘らず、アミティエは肩で息を始めた。

「なによ、やっぱりウィルスの影響が思いっきり出て今にもぶっ倒れそうじゃない!」


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