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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos38再臨/砕け得ぬ闇の使徒〜THE DARK MATERIALS〜
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†††Sideリインフォース†††
妙な事態になってしまったものだ。突如として現れた未知の魔力運用技術を有したキリエ・フローリアンという少女から“闇の書”に眠る“システムU-D”などという知らない物を寄越せと脅迫を受け、さらには3ヵ月前に全滅させたはずのマテリアルの1基、闇統べる王が復活してしまうとは。
「ふはははは、漲るこの力ぁぁッ! 溢れる魔力ぅぅッ! 震えるほど闇黒ぅぅッ!!」
「なんや、この前とは違ってはっちゃけてるなぁ〜」
「あ、あれが闇統べる王、ロード・ディア―チェ・・・? なんていうかお馬鹿さんぽ〜い・・・」
「む? なんだ、子鴉ではないか。それにその・・・融合騎。あとはなんだ、その頭の悪そうな頭の色をしたのは?」
闇統べる王ロード・ディア―チェが私たちに気付き、そしてその視線をキリエへ向けて失礼なことを言い放った。いきなり貶されたことで「そ、それって、わたしのこと!? ていうか頭の悪そうな色って!」ショックを受けるキリエ。
「口の悪さはやっぱ相変わらずやったなぁ。アカンよ、そんな悪口なんか言うたら。メッ、やよ」
「王に説教とは、子鴉は相変わらず礼儀を弁えぬ。ふん、まあいい。・・・貴様らに問答無用で燃やされるなどという屈辱、ようやく晴らす時が来たようだな」
今度は私たちに視線を移し、漲る魔力と共に敵意を放ってきた。が、「あー、王さまにトドメ刺したんはわたしらやないんやけど」主はやてが受け流すかのように小さく挙手。ディアーチェは「トドメとかいうではない! っく。では誰だ? この我を焼き殺した不埒な輩は!?」よほど溜飲が下がらないのか、自身を撃破したテスタメント・ステア――その正体であるルシルの居所を探ろうとした。
「あー、それも無理やわ。ステアちゃんもまた王さま達みたく特別な欠片――マテリアルやったから」
「なに? では何か、我は同胞に焼き殺されたとでも言うのか?」
「まぁ、そうゆうことになるなぁ」
「・・・・ええい! すでに居らんのならばもうよい! ならば貴様らだけにでも味わわせてやろうぞ! 生まれ変わることで手に入れた、闇統べる王の名に相応しき無敵・無敗の力をなッ!!」
ショックを受けていたディアーチェは気を取り直し、発し続けていた邪悪な魔力をさらに増加させた。まずい、明らかに以前より強大な力を手に入れている。すぐさま主はやてをお護りするために動こうとした時・・・
「跪けぇぇいッ!」
――王の威光――
「えっ?」「なっ?」
主はやてと私を同時に拘束した捕縛魔法。発生から拘束までの時間があまりに早く、対応に遅れてしまった。しかもかなり強度があり、破壊するには時間がかかりそうだ。満足そうに頷いているディアーチェに「これが、先ほど言っていたお
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