マクロスF
0753話
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や、オズマの行動が早ければ新統合軍辺りが確保しているかもしれないが。で、このままバラバラに行動していたら色々と不味いって事でS.M.Sに向かおうと思うんだが、いいか?」
「ええ、あたしもアクセルの足手纏いにはなりたくないしね。それで構わないわ」
「ならすぐに出るぞ。取りあえず寝起きで汗とか掻いているだろうから、動きやすい服装に着替えてくれ。一応向こうでは医務室に預けるつもりだが」
「分かったわ。身体の調子はもう大分いいんだけど……」
そう言い、着ている服を脱いでいくシェリル。俺の前でも遠慮をしないで肌を見せるようになったのは、いい事なのか悪い事なのか。……正直、微妙だ。
とにかく素早くシャワーを浴びて汗を流したシェリルは、短めのバスタオル1枚の姿で下着を身につけていく。もしここにいるのが俺以外の……特にシェリルのファンなら、まず間違い無く飛びつくのは間違い無いだろう。それ程に刺激の強い光景。
ともあれ、一応動きやすい格好ということでパンツスーツに着替えたシェリル。
「……ちょっと気合い入れすぎじゃ無いか?」
「あのね、アクセルになら素の私を見せても平気だけど、S.M.Sの人にはそういう訳にはいかないでしょ? あたしはシェリル・ノームなんだから」
そう言い、笑みを浮かべるシェリル。少し前まで身体の具合が悪くて寝ていたとはとても思えない程の綺麗な笑み。
思わずその笑みに見惚れたが、現状を思い出してすぐ我に返る。
「なら、S.M.Sに行くぞ。こっちに来てくれ」
「ええ」
近づいて来たシェリルの腰を抱き、そのまま影のゲートを展開。S.M.Sにいた時の俺の部屋へと姿を現す。
周囲を見回し、自分の見覚えがある部屋だと気が付いたのだろう。感心したように口を開く。
「魔法って便利よね」
「……そうでもない」
この前のバジュラ襲撃の時に比べれば随分マシだが、それでもSPをかなり消費しているのを確認する。一応あの時にPPを全部消費してSPを上げてはいたが……俺以外の魔法使いがこのマクロス世界に来ても、殆ど魔法が使えないんじゃないか?
それこそ、ネギや近衛みたいな元々の魔力量が多い奴じゃないと。
そんな風に思っていると、携帯が着信を知らせる。オズマからだ。
「どうした?」
『アルカトラズが襲撃された』
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