マクロスF
0753話
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る。同時に持っている武器を奪い、空間倉庫の中へ。懐を探ってみるが、身分証の類は無い。一応プロか? まぁ、ネギま世界だと気を扱う学生とかにもあっさり負けるような強さしかないが。
そんな風に考えつつ、今倒した男を基点に時計回りになるようにして周囲を囲んでいる者達を倒していく。幸い、数ヶ所で爆発があった為に街中はざわついており、それが上手い具合にこちらの行動を隠してくれる。どうしても見つかりそうな場合に限って影のゲートを使用し、結果的には10分と掛からずに纏めて敵を沈黙させることに成功する。
「さて、取りあえずこいつらは片づいたが……どうしたものかな」
まず、シェリルをこのままここに置いておくというのは下策でしかない。敵に捕虜にされるだけだろう。だが、かといって熱が出ている状態のシェリルを連れ出すのもちょっと問題がある。……となると、答えは1つしかない、か。
少しでもSPを温存する為、歩いてマンションに向かいながらオズマの携帯へと連絡する。
『もしもし、どうした? そっちでも何かあったのか?』
「そっちでも? やっぱりS.M.Sの方でも何かあったのか」
『ああ。銃で武装した連中がな。そっちも同様だろう?』
「ちょっと違う。俺じゃ無くてシェリルを狙いにきていた。俺を抑える為だろうな。で、このままマンションに置いておくのは危険だから、S.M.Sの医務室に連れて行きたいんだが、構わないか?」
『医務室に?』
「例の薬の影響で熱がな」
『……分かった。まぁ、今の状況でアクセルが向こうに抑えられるというのはある意味で致命的だからな』
「助かる。ああ、それと襲撃しようとしていた奴等は気絶させて街中に放り出してるけど、どうする? 一応武器の類は奪っておいたが、回収するなら人を寄こしてくれ」
『難しいな。お前も知ってると思うが、今は街中で連鎖的にテロが起きている。恐らくレオン・三島の手の者だろうが』
「だろうな。現状で俺達に敵対しようとする奴等で最も有力なのがあのキノコだ。それと、これだけ連続してテロを成功させているとなると、恐らくバックアップには相当の腕の持ち主がいるのは間違い無い。例えば全身をインプラント処理しているグレイス・オコナーとか」
その言葉に携帯の向こうで舌打ちをする音が聞こえてくる。
こうなるとコンピュータの恩恵がそのまま敵になるからな。
「で、肝心の掴まっている筈のキノコの方はどうなっているか分かるか?」
『いや、何しろ収容されているのはアイランド・アルカトラズだからな。外からの連絡手段は限られている。それこそ、大統領とかなら連絡は取れるだろうが』
アイランド・アルカトラズ。元々は環境艦の1つだったのだが、ゼントラーディも収容可能な刑務所に改造された艦だ。環境艦の内部は殆どが海で、その中に
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