第2章 秘められた能力編
誕生日の出来事(後編)
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
両方とも狙いは足だ……
続いて更に3人が引き金を引く……
今度は肩、腰、腕を狙っている…
バリバリバリバリバリっっっ
銃声が聞こえた瞬間…俺は動いた…
まずは足を引いて射線から逸らして
弾丸を避ける……こんなことが出来るとは自分でも、信じられないが…実際に出来てしまっていることだ…
次に肩、腰、腕だが、肩と腕は簡単に射線から逸らすことが出来るが…問題は腰だ……射線の確度が悪く…避けるのが難しい……だから俺は…風魔がよく使っていた苦無を出して腰に来た弾丸を苦無で撫でた……
そして、俺は5発きた弾丸を全て回避することに成功した……
キーンっ
「「「「「………っ!?」」」」」
「どうすんだ?まだやるなら…本気で捻り潰すけど…まだやるか?」
「……ひ…引き上げだ!」
「「「「逃げろー」」」」
……なんだよ…雑魚じゃねぇーか
「やっぱり…誕生日は嫌いだ…」
周りが暗くなった頃に寮に着いた…
バイクを壊されたおかげで帰るのにかなりの時間を使ったからだ……
タクシーなどもあるが…金を使いたくないので…滅多に使うことはない
「ただいま……ん?」
あれ?靴がある…誰の靴だ?
(部屋に誰かを呼んだっけ?)
んー………あっ!……風魔か?
そういえば…かなり渋っていたから誕生日を祝ってもいいって言って…外出したんだったな……
だが、返事がないのはなんでだ?
「おーい?風魔いるんだろ?」
リビングに行ってみると……
机の上にケーキが置いてあり……
その横で安らかに眠っている風魔…
どうやらケーキを作りおえた後に…
疲れが溜まっていたのか一息ついたら眠気に勝てずに寝てしまった……といったところか……
「……起こすのは流石に悪いか…」
俺は風魔を起こさないように自分の寝室に運び…ベッドに寝かせた……
最近肌寒くなってきているから…
流石にリビングで何もなしで寝るのは風邪でも引いたら可哀想だしな…
「おやすみ…風魔…お疲れ様…」
さて、ケーキを作って貰ったんだからせっかくだし…美味しくいただきますかね……1人で誕生日会だ……
「てか、俺…ここで寝るのか今日」
風魔にベッドを使わせているので…必然的に俺はソファになるわけで…
「…誕生日はツイてねぇなぁ…俺」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ