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バカと平和を歌う娘
戦後対談と初出動はまさかのヘルプ要請!?@
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リアは迫害どころか普通に街中に居るけど、他エリアなんて酷いもんだろ?」


源二「ふぅん、つまり手を組めと?ま、良いけど」


今この学園でその為に動いているのはFクラス全員とほんの僅かの後輩(基本的に須川くん達FFF団に憧れてる同族だけどほんの僅かの中の更にまた僅かな数真面目な人も居る)だけ。
ここでDクラスを仲間に出来るのはかなり大きいはずだけど……一つ問題が。


明久「Fクラスを特に見下してる清水さんが加勢してくれるとは……難しいと思うけど?どうするのさ雄二?」


雄二「ふむ……話し合う必要は多少あるが教室を格下げされるよりは格段にマシだろう。奴らも俺達に協力した方がこの現状より出世出来る確率が高くなる事くらい分かるはずだ」


源二「成る程ね」


明久「あくどいと言うか賢いと言うか……悪賢い?」


雄二「ふっ……褒めたって何も出ねぇぞ?」


いや、褒めてないけど。
寧ろ渾身の罵倒なんだが。
まあ良いか、バカで単純なのに越した事は無い。


明久「と、とにかくそれじゃあDクラスは条件を受け入れるんだよね?」


源二「ああ、我々DクラスはFクラスと共闘する。そして男子全員はFFF団に加入を申請する」


これは意外だった。
FFF団に興味が全く無さそうな平賀くんが自ら申請を希望してくるなんて。

須川「加入条件はただ一つ――」


明久「いつからそこに!?」


須川「俺が会長だからな、事前に戦後対談での内容を教えてもらってたから教室前で待機してた……で、条件だが――赤目の幼女達に命を賭けられるか?」


凄いバカっぽい質問だけどこれ重要。
文月エリアを除くほぼ全部のエリアの大多数を敵に回す可能性は高い訳だし中途半端な気持ちで入ってほしくはないからね。


源二「愚問さ。あの子達は自分の意思とは無関係にウイルスを持ってしまっただけで他の同年代の少女と何ら変わりない――それを迫害してる世の中に丁度腹が立って仕方なかったとこさ」


須川「ならば同志の証としてこれを授けよう」


おもむろに須川くんは黒いローブと鎌を平賀くんに手渡した。
と言うかそれ一体どこから出したの……。


源二「これは……?」


須川「これは異端者――つまり赤目幼女を迫害する輩に制裁を加える時もしくは試召戦争時の発狂モード(特に女性への態度が酷い男を見つけた)時に利用する」


源二「専用衣装と思えば良いんだね」


スルーしたのか言葉から考えて簡単にまとめただけなのか……一応前者って事にしとこ。


雄二「とにかくこれで交渉成立、試召戦争上引き分けって事で良いよな」


源二「ああ、これから共に闘おう――それで良いな
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