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部だった。航空機用の大口径機関砲で粉砕された体は、部位が分からないほど損壊していた。
膠着した戦線のそこかしこで繰り広げられている光景の一つである。ソ連が供与した新型機――Mig−15によって、絶対的だった国連軍の制空権は揺らぎ始めることとなる。それは、前線の兵士たちの出血に直結し、陸上兵力の消耗を促すこととなった。
それは、中国ほど兵士の値段が安くない国々にとって、許容できる数字を越えており、徐々に国連軍の後退と士気の低下が見られるようになっていた。
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