第五章
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よ」
『雌豚』の言葉だけに強いものがあった。
「これがね」
「先輩ってドマゾ過ぎますよ」
「旦那に対してだけだからね」
その豚になるのはというのだ。
「そういうことだから」
「いいんですか」
「私はね。とにかくね」
「はい、結婚してもですね」
「その旦那さんとリュウちゃんと二人で一匹でね」
ミニ豚はもう家族だった、綾音にとっては。紗友里もそれがわかっているから言う。
「楽しくやりなさいよ」
「わかりました」
綾音は紗友里の言葉に笑顔で応えた、そのうえでソースをたっぷりとかけたトンカツを食べるのだった。そうしてだった。
綾音もまた結婚した、何と彼女もマゾだった。しかし綾音は豚にはならなかった。彼女は何故か犬、メス犬になって夫とリュウと楽しい夫婦生活を過ごすのだった。
豚さん 完
2014・2・18
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