第一章
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、そして父との最後の別れを済ませていった。だがここでだった。
侑里は通夜、そして葬式の場において列席者、父の会社や知り合いの男の人達を見た。彼等も部下や同僚、上司、友人であった人の死に悲しんでいた。だが人は複数の感情を同時に併せ持つ生きものでもある。
だからだ、悲しみの中でも。
喪服姿の美也子を見ていた、侑里は彼らの目にも気付いていた。しかし今は何も言わないだけであった。
そうしてだ、別れの後で。
侑里は美也子との二人だけの生活に入った、保険金に母の稼ぎもあり生活は困らなかった。二人は仲睦まじく暮らした。
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