十五話:色々と厄介事
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ことをサーゼクス様や旦那さまが知れば悲しまれますよ?」
下賤ですか……まあ、悪魔としては下級ですし、そういうことなんですかね?
少し…ムッとしますけど。
「私の貞操は私のものよ、勝手に決めないで頂戴。………それと私の可愛い下僕を下賤何て言わないで頂戴、グレイフィアでも許さないわよ。」
「そうですか……先程は失礼しました。私はグレモリー家に使えるグレイフィアと申します。」
「……バジルです。」
「この方がリアス様が『兵士』を八個使い転生させた方ですか?」
「ええ、たった一人の私の『兵士』よ。」
「そうですか、確かに強い力をお持ちのようですね。」
「とにかく、一度私の根城に戻りましょう。そこで話を聞くわ、朱乃も同伴でいいかしら?」
「はい、『女王』が『王』の傍らにいるのはなんら可笑しいことではないですので。」
するとグレイフィア殿は部屋の床に銀色の魔法陣を展開させました。
そして親方様が拙者に近づいてきます。
「バジル……迷惑かけてごめんなさいね。それとこれは私のことを心配してくれたお礼よ。」
拙者の髪をかきあげおでこにキスをする親方様………え!!?
「それじゃあ、また明日部室で会いましょう。」
「は、はい!!」
顔を真っ赤にする拙者を残して魔法陣に入り、グレイフィア殿と一緒に消えて行く親方様………。
「……でこが熱いです…。」
それにしても一体なぜ親方様はあのような暴挙に出たのでしょうか?親方様の実家絡みというのはまず間違いないでしょうが、結論に至るまでの情報が少なすぎます。
「まあ……明日になれば分かりますよね。」
今日はもう遅いので寝ましょう。そう考え布団に入りなおす。
……この時はまさかあんなことが起こるなんて思ってもいませんでした。
Sideoutバジル
「坊ちゃま、ご主人様からのお手紙が届いています。」
「父さんが?……見せろ。」
「はい。」
父さんから手紙?いつもの近況報告にしてはやけに嫌な予感がするな……まあ見てみるか。
封を開けると同時に父さんの死炎印が現れる。これは…この手紙が相当に重要だと言うことを指示している……一体何が?
『一誠へ、この手紙が着くころには既にそちらに付いているかも知れないが一誠を訪ねてくるであろう、女の子を迎え入れてくれないかい?―――』
女の子?一体誰なんだ?
ピンポーン!!
「あ、お客様ですね、少々お待ち下さいね。」
『その女の子の名前は―――』
「初めまして、ユニと申します。」
『ユニ、ジッリョネロファミリーの次期ボスだよ。』
「どうぞ、粗茶です。」
「ありがとうございます……美味しいです!!!」
「あら、ありがとうございます。そう言って
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