暁 〜小説投稿サイト〜
仮想空間の歌う少年
30ーエキストラトラック (鏡の秘密)
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はさっと鏡に手を入れる。

「お願いします。あ、ちなみに今回、夢ですがゲームオーバーになるともちろん死にますので気を付けてくださいね…ふあ。」

「それ、遅い。」と思いながらも。ソーニャの頼みが聞こえてから。僕は鏡に入っていった。

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「えっと…これで全部かな?」
「そうだな…。」

私、シノンはリオンとの夕食のアイテムを買っていたのだが…
食材アイテムがいいのが無くて遅くなってしまった。
そんな夜道を2人で歩く。

「なあ、シノン。…いや?詩乃怖くないのか?」
「…怖い。」
「しょうがないな〜。」

そう言うと、いきなりリオンは私の腕と自分の腕を絡ませてきた。
そして私を引き寄せる。

「??り、りお??」
「リアルネーム出ているよ。詩乃。」
「リオンも!」
「シノンも!」

そう言って2人で、少し笑いながら歩いていると…

「…ウワアアアああ??」

誰かの叫び声が聞こえた。

「リオン!」
「分かってる!」

私達は声が聞こえてきた。裏通りに向かって走り出した。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「いたたた…ソーニャの奴…。」

どうやら中層に叩き落とされた僕は頭をかきながら。どうしたものだと考えていると。

「おい!大丈夫か!」
「大丈夫?」

男女の声が聞こえてきた。ん…この声…?

「…え?し、詩乃?」

男の子の方は知らないが。女の子の方は…ようやく…忘れてた記憶の中にいた少女。詩乃だった。詩乃は名前を呼ばれてビックリしたみたいで。

「なんで私の名前を…??」

僕は嬉しくて。演技じみた格好で。

「待っていた…どれだけ待っていた事か…この日が来るのを??
…さあ、こっちにおいで?詩乃。待っていたよ。」

僕はそして詩乃の方に手を差し出す。だが…

「…??リオン??」

その男の子…リオンと呼ばれた少年の後ろに隠れてしまった。

「…??
そうか…分かったよ…リオン君だっけ?…君が…??そうか…??」
「…お前はいったい…?」
「お前が詩乃を奪ったんだな??
…ならば。この手で奪い返してみせる??」

そう言って僕は大鎌を取り出す。

「…はっ!」

僕は衝動のまま『チャリオットドライブ』を放つ。
リオン君は「うお??」と言いながら紙一重で回避する。

「逃がすか!」
「よくわからないけど…ごめんなさい!」

そんな声が聞こえてきたと思うと、後ろから矢が僕の方に降り注ぎ。
視界が暗転した。
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