眷属、集めます
第26話
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0m×50m×50mに収まるなら幾らでも持ち込んでもらって構いませんよ。詠唱とかタイムラグなしで出し入れが出来ますので。ああ、フェニックスの涙は僕が管理しますので持ち込まない様にしてくださいね」
「えっ、何その便利すぎるカード?」
「えっ?普通じゃないんですか?」
「「「「「「えっ?」」」」」」
「「「「えっ?」」」」
最初の方は堕天使勢と天使勢の皆さんで後の方は悪魔勢です。場の空気が凍ってしまいました。ここは僕から動くべきでしょうね。
「収納の魔法陣って一般的でしょ?教会にあった本で覚えた物ですから」
僕の問いにゼノヴィアさんが答える。
「確かに教会の本に書かれてあるが、閲覧制限があって大司教か3名の司教の許可がなければ閲覧は許されない。隠していた訳ではないが、デュランダルの使い手でもあるから特例として幼少期に閲覧させて貰えたが」
「あ〜、やっぱり僕の論文は燃やされたか禁書庫行きになったんですか。僕もガブリエル様の許可を得て閲覧させてもらってから簡易版や改良版とかの論文を提出してたんですけどね。悪魔側でも見た事ないですから。堕天使側は?」
「確かに収納の魔法陣はあるが魔力コストの問題と収納量の問題から転移が基本だ」
「なるほど。理解出来ました。それじゃあ配布しますね」
「だから流すんじゃない!!」
「僕にとっては普通に公開している技術ですから文句を言われても困るんですけど。便利の一言で済ませましょうよ。無限の剣製に比べれば至って普通なんですから」
「なんでそんなやる気がないんだ?」
「いえね、これでも僕は研究者ですか「「「「「「「ダウト」」」」」」」何度も言いますけど僕は研究職の方が肌に合ってるんですから!!ごほん、失礼。とにかく自分の成果が日の目を見ないのは虚しいんです。最近、そう言うのが多くてね。ちょっと気持ちがブルーなだけですから。あと、疲れも出ているのかもしれませんからしばらく寝込みます。ゲームまでにはある程度動ける様にはなっておきますので心配しないで下さい。何かありましたら部屋まで来ていただいて構いませんので。あと、これが収納のカードです」
ポケットから人数分のカードを取り出してまわして行く。
「それじゃあ何も無ければ解散ですが何かありますか?無い様ですので解散です」
リビングに来た時と同じ様に久遠さんと白音さんに支えられて自室に戻りベッドに身体を預けます。こんなことなら自然治癒強化の魔法陣を布にでも刻み込んでおけば良かったですかね?とりあえず指先までの魔力の経路が回復したらすぐに作成しましょう。
「女の子の一撃で動けなくなるなんて案外もやしなのね」
久遠さんが薬草の調合を再開しながら溜息をついていますが、魔力強化も魔剣や聖剣に
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