第九話 今後の展開を考えて下準備 その2
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る。だが、入学試験さえ通ればではあるが、少々遠くの私立に通う事だってできるのである。
「ああ、実は俺も良くは知らないんだにゃー」
「なるほど」
流石に土御門さんでもその辺のシステムまで把握してるわけではないらしい。
「どこか、行きたい学校でもあるのか?」
「そうですね、柵川中学が良いなーと思ってるんですけどねー」
超電磁砲のストーリーに絡みたいなら、やはり柵川中学に通うのが一番だろう。禁書目録ストーリーのほうは、すでに土御門さんと知り合いであり、恐らくこれからステイルや神裂さんと会うことになるので、そのままでも絡んでいけるはずである。
「ほぉ、柵川って言えばあまり能力レベルは高くない学校だったはずなんだが、それでもいいのか?」
「ええ、もちろんです」
柵川中学の能力レベルが高くないことは当然知っている。問題があるとすれば、俺のレベル4というのが学校で一番だったりすると、学校内では目立ってしまうということぐらいだろう。
「それなら、確実に行けるかどうかは分からないが、手配だけはしておこう」
話の流れそのままに、土御門さんがさらっと言った。
「……え? そんな権限あるんですか!?」
あまりにも普通に言ったので、理解するのに少し時間を要した。これは暗部としての権限なのだろうか、それともアレイスターに頼むということだろうか、しかし土御門さんがアレイスターに頼むというのは想像できない。
「権限って程でもないから、確実ではないんだにゃー」
「そうなんですか……」
やっぱりそういう権限があるというわけではないようだ。それでも、土御門さんが何か手配をしてくれるということは、何もしないより柵川中学に行ける確率が高くなるということだろう。
そして、待っている間に土御門さんと他愛もない話をしていた時、俺は大きなミスを犯してしまった。なんと土御門さんに好きな女性のタイプを聞いてしまったのだ。そして俺はその失敗を、出迎える相手が来るまでの間ずっと後悔し続けることになったのである。
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