番外編:使い魔ゲットでござる!!
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う、残念ね、じゃあバジルみたいな転生悪魔はどうなるのかしら?」
「使おうと思えば使えねえことはねえが悪魔になったことで波動が弱まっちまうから異常なレベルの波動の強さがねえと炎を灯すのは無理だ……何よりそこまでの覚悟を持ってる奴がほとんどいねえ。」
そうなると…拙者には難しそうですね。
「あのイッセーさん。」
「何だ?」
「イッセーさんがくれた指輪も炎が灯せるんですか?」
「ああ、そういや、まだ匣を渡してなかったな。」
そう言って黄色の匣を渡す一誠殿。
「えっと……どうやって匣を開けるんですか?」
「まずはリングに炎を灯せ、てめえの覚悟を示せ。」
「覚悟ですか?はうう……難しいです。」
「何でもいい、てめえが一番大切に思っていることをそのまま出せばいい。」
「一番大切に思っていること……私、みなさんを助けたいです。一人でも多くの人を助けたいです!!」
アーシア殿の言葉に反応するかのように灯る黄色の炎……あれがアーシア殿の炎。
「そのままその炎を匣に注ぎ込め。」
「はい!!」
『太陽の不死鳥開匣』
匣から姿を現したのは金色の炎を纏った不死鳥でした。
「はうう……綺麗です。」
「あなたが私の主ですか?」
「え!?あ…はい!!アーシア・アルジェントです。よろしくお願いします!!!」
あの不死鳥は話せるんですね、チラリとベスター殿の方を見ると言うんじゃないぞ、と目で語ってきていた、まあ言いませんので安心してください。
「アーシア様ですか、よろしくお願いします。では私に名前をつけていただけないでしょうか?」
「あう!?な、名前ですか?えーと……クロームちゃん、何かないでしょうか?」
「え…?……それじゃあ…フェニーチェから取ってニーチェ…なんてどうかな…?」
「いい名前ですね!!それじゃあ……ニーチェさん、これからお願いします!!」
「はい、アーシア様。」
それからしばらく拙者と匙殿の使い魔を選んでいたのですが拙者の使い魔が中々決まらないので直接森を回って見つけようということになってしまいました。
因みに匙殿は人食い蛇―――バジリスクに餌として気に入られて契約を結んでいました。
数年後には餌として食べられるのですね、匙殿は……哀れです。
「……おかしい…今日の森は静かすぎる。」
「それはどういうことでしょうか?ザトュージ殿。」
「魔物達が静かにするのは大体自分たちの身に危険が迫っている時だ。」
「身に危険?」
「ああ、自分よりも圧倒的に強い存在が――「まさか、こんなところで赤龍帝に会うとわな。」――嘘だろ?」
『まさかティアマットか!!
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