GGO編
眼鏡の少女
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れた。名前は聞けなかったが、その透き通った瞳が特徴的だったことは覚えていた。
「まさか、ね・・・」
「朝田さん!」
「新川くん!」
雪羅が去っていってすぐに詩乃の友人、新川恭二が現れ詩乃は彼とお茶をしてから帰宅した。
頭に残る記憶を胸に───
〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
「あの黒髪、あの目、やっぱり・・・」
俺は先程助けた朝田詩乃を思い出す。
「朝田詩乃、か・・・」
俺は遠い記憶を思い出す、過去に彼女に似た少女を助けたことがあった。その時は部活が休みで帰路についていると一人の少女が集団の中で虐められていた。俺はすぐさまその子を庇い、助けた。そのとき助けた少女が朝田詩乃に似ていたのだ。
「人殺し、か・・・」
俺は拳を握りしめ、あのときの言葉を思い出した。少女を助けた際に言われた言葉を。
『どうして、助けてくれたの?こんな“人殺し”を』
そのときの言葉が今でも俺の頭に残っていた。
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