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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos37運命の守護者/時の操手〜THE GEARS OF DESTINY〜
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新暦66年3月。とある次元世界の空にて、2つの人影が相対していた。どちらも10代後半の少女だ。1人は深桃色の長髪をお下げにし、カチューシャを付けている。半袖の青いショートジャケットにミニプリーツスカート、白のシャツにサイハイソックス、グローブ、ブーツと言った出で立ち。そして右手には片刃の剣を携えている。
もう1人は、桃色の長髪を結うことなく流し、2つに割ったような花飾り付のカチューシャを頭の左右に付けている。服装はもう1人の少女と同じデザインだが全体的に桃色。手に携えている武装が僅かに違う。片刃の剣は同じだが左手持ち。そして右手には短銃を携え、銃身と同サイズの分厚い刃が銃身下に付いている。
「ああもう、やっと追いついた!」
青色の少女が怒気を交えた桃色の少女に言い放つ。それに対して桃色の少女は「追って来ないで、ってあれだけ言ったのに。・・・なんで追って来てんの、アミタ。もしかして、割と本気でお馬鹿さんなの? 私のお姉ちゃんってww」と返す。桃色の少女の姉らしい青色の少女――アミタは呆れた風に「馬鹿はどっち? キリエ」溜め息交じりに言い返す。桃色の少女の名はキリエというようだ。
「まさにこれからとんでもない馬鹿なことを犯そうとしている妹を止めない姉なんていません! ほら、戻りますよ!」
アミタはそう言って空いている左手を、妹のキリエへと差し出した。キリエはまじまじとアミタの差し出された手を見た後、「ふーんだ。ちょこぉ〜っとわたしより生まれが早いだけで、妹のやる事なす事――生き方を曲げる権利なんてないって思うんだけぉ〜?」プイッと顔を逸らした。
「だ〜か〜ら〜。もうわたしのことは放っておいて! わたしはね、この時代、この世界で、やらないといけないことがあるの! ちゃんとこっちの世界の人には迷惑を掛けないように・・・なるべく(ボソッ)頑張るから、邪魔しないでよ!」
「いいえ、させません! あなたのやろうとしていることは、誰にも迷惑が掛からないような事態で済まないレベル! 縄で縛って、お尻を抓り上げてでも、止めます!」
「ふっふ〜ん、力尽くはわたしとしても望むところ♪ 教えてあげる、お姉ちゃん。お姉ちゃんは妹には勝てないってことを?」
アミタとキリエ、共に武器を構え・・・戦闘に入った。共に同時に最接近し、アミタは片刃剣を振るって斬撃を繰り出し、キリエはその斬撃を姉アミタと同じデザインの片刃剣で受け止め、すかさず右手に持つ短銃で反撃。至近距離の銃撃だったにも拘らずアミタは掻き消えるような瞬間移動で回避。
「いま本気で顔を狙ってきましたね、キリエ!?」
「邪魔をしてくるお姉ちゃんが悪いのよぉ〜? ラピッドトリガー、ファイアァーッ!」
――ラピッドトリガー――
キリエの片刃剣が短銃へと変形し、2挺の
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