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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos37運命の守護者/時の操手〜THE GEARS OF DESTINY〜
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リインフォース。その名前を受け継ぐ二代目融合騎、リインフォースU。命名はリインフォースや。ミミルさんに丁寧に教えてもらいながらリインフォースUの細かい設定プログラムを作成してる最中、ふと思うたことがあって・・・
――リインフォースが2人になってしもたら呼び分けに困るなぁ――
――では、私のことは、アインス、と。そして新たな祝福の風には、ツヴァイ、と――
そうポツリと漏らしたら、リインフォースが少し考えた後、そう提案してきた。聞いたすぐはシンプル過ぎてそれでええんかなぁ、って思うたけど、響きが可愛らしかったからリインフォースの命名をそのまま採用した。
「ホンマか! うん、これでみんなの足手まといから脱却やな」
「誰もそんなことを思ってはいませんよ」
「そうやろうけど、自己評価で判断するとわたしはまだまだひよっ子や。もっと頼られるそんざいになりたい。いつまででも守られてるだけやなくて、守ってあげたいんや」
そやけど、その完成と同時、リインフォースの戦闘能力の全てが消失することになるんを知った。リインフォースUの本体になる“夜天の書”の1ピース――剣十字。リインフォースは自分が持てるすべての魔法やその運用機能を、ドクターに作ってもろた新・“夜天の書”とその剣十字に託す。
そうなると、“夜天の書”に残るんは人格形成と実体化のプログラムだけや。一緒に過ごせることは変わらずで嬉しいんやけど、こうやってリインフォースから魔法の手解きを受けることが出来ひんくなるのは寂しい。
「そうですか・・・。ええ、そうですね。あなたは強い方ですから」
そう微笑んでくれるリインフォースやから、「おおきにな」わたしも寂しさを押し隠して微笑み返す。さてと。午後の診察時間にはまだ間があるからもうちょい練習してこか、って決めた時に「なんだ・・・?」リインフォースがキョロキョロ見回すから、「どないしたん?」って訊いた瞬間・・・
「見ぃ〜つけたぁ〜〜♪」
どこからともなく聞こえてきた女の人の弾んだ声。リインフォースがわたしを庇うように前に躍り出た。リインフォースの後ろから見る。エイミィさんくらいの歳やろか、全体的にピンク色の女の人がひとり宙に佇んでた。右手には銃、左手には片刃の剣。
「んー、なぁ〜んか色彩が違うような気もするけど、適合率的にはバッチリだからどうでもいいっか♪」
その人がまずわたしを見てそう言った後、「しかももう1つの目標が同時に揃っててラッキー♪」リインフォースを見て歓声を上げた。とリインフォースが『お気を付けください。魔力の気配も私の知るモノではありません。それに、私たちに用がある者などそうはいません』って思念通話を送って来た。
「あなたはどうやら私たちの事を知っているようだが、私たちはあなたとは初
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