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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos37運命の守護者/時の操手〜THE GEARS OF DESTINY〜
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んで来る・・・エイミィさんくらいの女の人を視界に収めることが出来た。女の人も私に気付いて急停止。私から声を掛けようとしたら、「あの!」その人から切羽詰まったような声色で私に声をかけた。

「すみません、地元の方ですか!?」

その人のあまりの勢いにたじろいだ私は「え、あの・・・」警戒心を強める。と、「ああ、そんな警戒しないでください、私、怪しい者ではないですから!」ってその人は言うけど、すでに銃を装備して、しかも銃口を私に向けてる時点でアウトだよ・・・。

「見ず知らずの方に突然こんな事を言うのもなんですが、助けてくださいませんか!? 治癒術を使える方、もしくはAC93系の抗ウィルス剤が必要なんです!」

そんなことを言う以前にまずは銃口を外してほしいです。とにかくウィルス剤については全然解らないけど、治癒術なら得意だ。だから「お困りであることはなんとなく判っています! あの、ですから――」まずは落ち着かせて話をしようと試みてみた。

「本当にすみません! 非礼は重々承知ですが、当方非常に急いでおりますので、素早い回答をお願いします! 治癒術はお持ちですか、お持ちでないですか!? 抗ウィルス剤はお持ちですか、お持ちでないですか!? 早く、早く妹を止めないと・・・この世界が大変なことになるんです!」

その人はあろうことかさらに冷静さを欠いて、「お持ちでないのでしたら、私はこれにて失礼させていただきます!」ってこの場から去ろうとした。急いでいるのなら引き止めるのも申し訳ないかな・・・という事にはならない。治癒魔法を使えるからたぶん治せるかも。あと、世界が大変なことになる、というのも人として、管理局員として聞き捨てならない。だから「待ってください!」呼び止める。

「え? あの、すみません、急いでいますので!」

「お話を聴かせてください! 私は――」

「本当にすみませ〜〜〜ん!!」

「・・・こちらもごめんなさい! スノーホワイト!!」

≪チェーンバインド!≫

“スノーホワイト”に発動してもらった捕縛魔法チェーンバインドで、女の人の武器を持っている右手だけを拘束。すると「えっ? これは・・!?」あの人は驚きを見せて・・・でも何も持っていなかった左手に新たに別の銃を携えて、チェーンバインドを狙撃、破壊した。

「きゅ、急に何をするんですか!?」

それは私の台詞です、って思いながらも「まずはお話をしましょう! 私、月村すずかといいます!」まずは自己紹介。もし応じられなかったら今度は四肢を拘束くらいしないとダメ、かな・・・。

「あ、はい、私はエルトリアの、アミティエ・フローリアンといいます!」

(良かった。ちゃんと応じてくれた)

≪エルトリア。管理・管理外を含め、現在の管理局が認知して
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