暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos37運命の守護者/時の操手〜THE GEARS OF DESTINY〜
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報いよ。いっそのこと、もう追って来られないようにこの場で・・・ブッ壊しちゃってもいいんだけど・・・」
キリエが最後通告する。しかし、殺す、ではなく、壊す。人に対して言う表現ではなかった。アミタは悔しげに「やれるものなら・・・」とキリエを睨みつける。姉のアミタから受ける睨みにキリエは動じることなく「や・ら・な・い♪ だって、そんなことをしたら博士はきっと悲しむもの。というわけで。バイバイ、アミタ。たぶん、きっともう・・・会わないから」そう別れを告げて、どこかへと飛び去って行った。
「待ちなさい、キリエ・・・! キリエ!!・・・追わ、ないと・・・」
アミタは重い体を引き摺ってでもキリエを追おうとするものの、キリエに撃ち込まれたウィルスバレットの影響で思うようにはいかなかった。キリエ特製ウィルスバレット。効果は身体機能の阻害。
抗ウィルス剤か治癒術があれば治せるものだと判断したアミタは、「待っていなさい、キリエ・・・!」と、この世界の者に迷惑を掛けてはならないと硬く決めていたが、それでもキリエを止めるために・・・。
†††Sideすずか†††
第零技術部で技術官としてのスキルを勉強している私は今、ドクターが手掛けているデバイス開発に必要な素材――モルダバイトを、ドクターの娘のチンクさんと一緒に採取するためにある無人世界に来ていた。でもモルダバイトって貴重は鉱石みたいで、チンクさんと手分けして探しているんだけどなかなか見つからない。
「採取場所はここで間違いないんだけど・・・」
もう1度マップを表示。わたしとチンクさんが今居るのは、標高9000m級の大山脈の中で、その山脈を穿つトンネル状の洞窟内。上に下にと切り立つ色々な鉱物の山。その中からただ1つの鉱物モルダバイトを探してほしいって言うのもよく考えてみると・・・すごく大変。
≪スズカ。少し休憩を挟んではいかがですか?≫
グローブ型のブーストデバイス、“スノーホワイト・メルクリウス”が労わってくれた。でも「大丈夫だよ。これもお仕事だから」そう返して、改めて探索に入る。デバイスマイスターになったら、こういう素材探しもまた1つのお仕事になるだろうから。
≪っ! スズカ、エマージェンシーですわ! 洞窟内に侵入者!・・・これは、魔導師・・・ではありませんわ!≫
いきなりの大声にビクッと驚いちゃう。それに内容についても。“スノーホワイト”に「魔導師じゃないとしたら、騎士・・・?」って返す。すると≪いいえ。どの記録にも該当しない、未知も魔力運用ですわ≫さらに気になることを報告してきた。魔導師でも騎士でもない、第零技術部に入れてもらったデータにも該当しない何か。
≪速いですわ!・・・エンカウント!≫
周囲を見回すと、「あの人・・・?」こちらに向かって飛
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