暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マクロスF
0751話
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界間貿易、シャドウミラー、その指導者である俺。この辺は既にオズマやジェフリーには話してあった内容なので、その2人と全てを知っているシェリル以外は驚愕の視線を俺へと向けている。

「ほ、本当なのかね? 君が、その、並行世界の住人だというのは?」
「逆に聞くが、グラス大統領が見た様にこの世界には魔法という存在があるとでもいうのか? 少なくても俺は半年以上このフロンティア船団にいるが、見たことは無い」
「それは、確かにそうだが……」
「魔法、ね。昨日アルト達の報告で多少は話を聞いているが……本当に魔法なんてあるのか? アクセル、見せて貰えるか?」

 どこか疑わしげな様子で俺の方へと視線を向けて来るオズマ。確かに魔法と聞かされた時の軍人の反応としてはおかしくはないが、お前は実際に俺の空間倉庫を見ているだろうに。まぁ、キャサリン辺りは全く俺の事を知らないんだし、丁度いいと言えば丁度いいか。
 そう判断し、右手を挙げると白炎と化して小鳥の炎獣を10匹程作りあげて会議室の中を飛び回らせる。

「うおっ! 白い炎で出来た……鳥、だと?」

 いきなり目の前で飛び回った炎獣に驚きの声を上げるオズマ。いや、そちらはまだいい方なのだろう。キャサリンに関して言えば、驚きで口を覆っており声も出せない状態なのだから。ジェフリーは何も言わずに部屋の中を飛び回っている炎獣を眺めている。

「それと、こっちはそっちの3人に見せるのは初めてだったな?」

 呟き、身体全体を白炎で覆い羽、竜尾、角を生やした20代の姿へと戻る。
 その様子を見て、炎獣どころではない程に驚く3人。さすがにオズマやジェフリーにしても声すらも出せないで唖然としている。キャサリンは言うに及ばずだ。

「お、おい。……えっと、アクセル……か?」

 恐る恐る声を掛けて来たオズマに頷く。

「そうだ。一応俺の種族は人間でも、ましてやゼントラーディでもない。混沌精霊という種族でな。ある意味ではこれが俺の本性の1つと言ってもいいかもしれないか」

 羽を羽ばたかせて軽く風を巻き起こし、竜尾で床を小さく叩く音が響く。
 そのままの状態で様子を見、やがて再び身体を白炎で覆って15歳の姿に戻る。

「まぁ、そうは言ってもこのマクロス世界じゃこっちの方が見慣れているだろ?」
「いや、それはそうだが……じゃあ、お前の本当の姿ってのはどれなんだよ?」

 オズマの言葉に小さく肩を竦め、再び身体を白炎で覆う。そして10歳程の幼児へと。唖然と皆が見ている前で更に白炎で身体を覆い、20代の姿へと。そして最後には再び15歳の姿に。

「ま、見ての通りざっと4種類の姿になれる。ただ、この世界に転移してきた時は何故かこの姿だったから、一応今はこの姿で通すつもりだ。何しろ、もうこの姿がア
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