1話
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遥か昔、此方とは違う世界に二つの一対となる種族が有った。
一つは、『神の使徒』を名乗りゼロの神の力を利用し、世界に停滞と圧倒的な破壊よって支配した種族『オラクル』
一つは、自らの信念と衝動に従って支配からの開放を目指し反逆の道を歩み続ける者達。
長きに渡る戦いの末、彼等は一対となる二冊の書へとその身を封印され、この世界へと流れ着く。
そして、敗れたオラクルは二冊の書へと封印された際、その力の多くを奪われ、長きに渡る眠りを強要されながらも、復活を目指し他者の欲望を操り自らの復活の為に行動を開始した。
だが、勝者たる者達もまた再びのオラクルの支配による退屈を許さぬ為だけでなく、ただ信念と衝動に従い自由に動き出すのだった。
その衝動のままに彼らが辿り着いたのは一つの戦場。天使、堕天使、悪魔の三つ巴の戦場の中に降り立った赤と白のドラゴン。彼等は衝動に動かされるままその戦場に居る全ての戦う者達と戦った。
戦争は彼等にとって何だったのかは分からない。だが、彼等の王達は戦いの末に新たな形へと封印され、彼等の封印された書へと返って行った。
無法なる正義の反逆者たち、その名を『アウトレイジ』。そして、アウトレイジの封印された書の名を『アウトレイジの書』と言う。
「ってのが表向きの真実らしいけどな……」
そう言って彼『五峰 四季』は己の手の中にあるアウトレイジの書へと視線を落とす。はっきり言って封印も自由に抜け出して結構自由に行動している。え、聖書の神による封印? そんな物、神を超えし神『ゴッド・ノヴァ』と戦ってきた彼らにとって神の封印など解けない方が不思議だ。
……そもそも、二天龍を倒した事も偶然アウトレイジの書が二体の龍の間に落ちたのが原因で……アウトレイジの王の一角『武闘将軍 カツキング』が食べていたカレーパンがダメになった事に怒ったためで、……残る三大勢力を叩き潰したのもアウトレイジの皆で食べようとしていた高級カレーパンをダメにされた為らしい。
……つまり、三大勢力の致命傷も、二天龍の封印も……カレーパンが原因と言う事だ。
……話によれば特に聖書の神が一番酷く叩きのめされたらしい。ダメにした挙げ句に『そんな物』扱いした為である。
「……カレーパンが原因で潰された天使と悪魔とドラゴンって一体なんだろうな……」
序でに某堕天使の総統はカレーパンをご馳走するといったら生き延びたらしい。それが原因で最近は神器の研究の側、料理好きな部下に美味しいカレーパンの研究をさせていると言う話しだ。再びアウトレイジが現れた時のために。
(なんか、カレーパンに釣られて堕天使に味方するキングが想像出来るんです
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